ゾンビさっちゃんのラブ全開!

もうすぐ70歳になる余命宣告を受けたがんサバイバー。 病室でブログを開設!

一途論 16 〜 ウチが希望を無くさなかった理由 〜

一途論再開じゃよ〜

と言っても、一つの記事を書くのに1週間ほどかかる。皆様には、じっくりお付き合いいただければ嬉しい。

人間の体は不思議でいっぱいじゃ。毎日一途の音楽を浴び続けているおかげで、どんどんパワーが漲っていく。身体中の癌が消えていく日も近いのかもしれん。と思うくらい、爽やかじゃ。(気持ちだけかもしれんが( ´ ▽ ` ))

試してみいよ。

良い音楽には、人の細胞を絶妙に手助けする波動が入っている。今までお届けした曲をダウンロードして、スマホに保存して、聴きまくってくだされ。

好きな曲があったら何度もリピートしてごらんなされ。幸せホルモンダダ漏れ状態になるぞw

さて、今日ご紹介する曲も凄いぞ。

正直、度肝を抜かれたわ。

この歌詞の内容の重さと、愛の重さが、均衡を保って伝わってくる。この世の哀しみと、この子の健気さと、おばあちゃんの、命に変えてまでもの人育てに対する真剣さが胸に迫って止まない。

 

この歌の内容は、シンプルに言えば、虐待の話じゃ。

あたしは、どうにもこうにも、「虐待」という言葉が苦手でのう。

手を上げて子を虐める人。強い言葉で子どもを追い詰める人。自分の伴侶を暴力で支配しようとする人もいる。

大切な家族のはずなのに、なぜ、痛めつけるようなことをしてしまうのか。犯罪じゃよ。



擁護するわけではないが、おそらく、本人でもわからなくなってしまっているのではなかろうか。

しかし、本当は気付けるはずじゃ。「本当は、やってはいけない」と心ではわかってるはずじゃ。

あたしも職業柄、病院で関連した話を聞く機会がたくさんあったが、虐待なんてことをまさか自分がやってしまうなんて思ってもみなかった人が、たくさんいた。

やったらあかんとわかってて、それでも、やってしまう。



なぜか。

それは、自分を自分で、今まで何度も、繰り返し「繰り返し追い詰めていく」生活を送っていたからじゃと思う。その鬱積。積もり積もって、誰かを虐待せねば自分を保てなくなっていくスパイラルに陥ったと考える。

それだけの理由では片付けられんが、一意見として聞いて欲しい。

自分で自分を蔑み、自分で自分を傷つける。

それによって、心のバランスが取れなくなっていく。バランスを取るためには、自分以外の人を傷つけることによってでしか成立しなくなってしまう場合が多い気がする。

自分より不幸な人を見て、自分の幸せを確認することって誰にでもあるじゃろ。

自分よりも可哀想な人が存在する。自分が一番不幸ではない。救われないのは自分だけではない。

しかし、身の回りに不幸な人などそうそういない。

そんな気持ちを共感してもらえる人もいない。

自分の弱い気持ちを言えるはずもない。

孤独の中、弱い存在を探す。自分を奮い立たせて探す。

探しても探しても見つからない場合は、自分より立場が低く、かよわき存在を自らが作り上げることでしか、自分を幸せにすることができなくなる。

つまり、、自分より不幸な人を、自らが作るしかなくなるんじゃ。

それがいじめや虐待につながっているのではないだろうか。

自分が手を下すことによって弱い存在が実在することになる。しかし、それは、正当化されていく。

自分が不幸にならないためにやっていることだから正しい。自分の心をまもるためにやっていることだから、正しい。自分は死んではいけないけど、自分より弱い人は死んでも仕方がない。

という論法を生み出し、虐待は終わらない。

そう。終わらないループ。。。最後は、自分が死ぬ代わりに、大切な命を奪ってしまう。そこで安心する。もう虐待しなくてもいい。と。そこまで行ってしまうと誰も救われない。。

どうしてそんな精神状態になるまで放っておいたのか。

と、人は思うじゃろう。

それは、自分の本当の気持ちを誰にも言えず、本当の自分を出せないから周りに誤解されて孤独になり、相手にされず、結局自分の心は自分でまもるしかない状態になっていったんじゃと思う。

例えば、無人島で一人ぼっちになったとき、生きるためには生物を殺さなければならない。いやでもやらねば、自分の命が尽きてしまう。じゃからどんどん開き直っていく。その状態に近いのかもしれない。

夫婦で一緒に虐待している場合は、どちらかに合わせなければ、自分が大切にされないから、仕方なく虐待するパターン。

どちらか一方が虐待している場合は、どちらか一方が自分を認めてくれない、人間として扱ってくれない、もしくはあまりにも無関心であるパターンが考えられる。

つまり、共通しているのは、猛烈に寂しいということ。自分をわかって欲しい、認めて欲しい、愛して欲しい。

であるなら、虐待を止める方法は一つ。

夫婦なら、相手のいいところを見つけて、認め、褒めて、尊敬して、愛することで、まず虐待は生まれない。お互いのいいところが分かってさえいれば、許すことができるようになるし、尊敬しあっていれば、ちょっと変なところも可愛げに見えてくる。

そんな関係を保っていれば、もし虐待が始まってしまったとしても、どちらか一方が止めに入ることができる。お前らしくないぞ、あなたの心を思い出して。と言える。

そばにいる人が、どれだけ相手を認めることができるかで、人の暴力性はかなり鎮まる。

あたしにはのぶさんがおった。あたしのキレ具合いはとにかく凄かったが、のぶさんにかかるとそれはそよ風にしかならんかった。

「この人は、あたしをわかってくれる。」

心のどこかでそう思っておった。あたしがどんなに当たり散らしても、あたしに対して声を荒げたことは一度もなかった。奇跡みたいな人じゃった。

そんな人おるんか?と周りの友人には何度も疑われたが、ほんまにほんま。あたしの目の前におったんじゃからしょうがねえ。

あたしが希望をなくさなかった理由は、たった一人。あたしを全力で愛し切ってくれた人がおったからじゃ。

この歌の希望は、そこにある。

YouTubeにアニメーション付きで発表されておるのでそれをご覧くだされ。

これを見ると心が暗くなってしまうのではないかと思う人もおるじゃろう。

その逆じゃ。

人の愛の深さを知ることができる。

人の心の強さを知ることができる。

人の弱さを垣間見ることができる。

人の笑顔の奥にある哀しみを感じることができる。

 

まずはお聴きくだされ。

 

 


【ウチが希望をなくさなかった理由(わけ)】

 

ウチは7歳のときお母さんに
置いて行かれた
お父さんの顔も知らない 

アパートにばーちゃんと
オバとウチ 
ばーちゃんはウチをかわいがり 
オバはウチを嫌い憎んだ 

勉強すると舌打ち 
髪をつかみ 引きずり回し
あざにならないように殴る

その場では泣いても人前では笑った
「両親がいない不幸な子」
だなんて思わせるもんか 

ウチを食べさせ生かしてくれて
ウチを丸ごと認めてくれて
ウチって大事なんだって
教えてくれた

それが ばーちゃん
大好きな 大好きな ばーちゃん

ウチはグレることに興味なく
バイトに夢中 
高校では親友と大笑い 

ばーちゃんのお弁当も楽しみ 
でも家では虐待されないように
オバのご機嫌を取る毎日 

近所の子のイジワル 
ウチが気にしていなくても 
ばーちゃんはその子の家へ
怒鳴りに行く 

しつこいほどの
「お礼言ったんか?」
「挨拶と返事はちゃんとせい!」
愛情いっぱいの口ぐせ 

愛は「ありがとう」を言うこと 
愛は 仲間と助け合うこと 
愛は 笑うことと教えてくれた 

それが ばーちゃん 
大好きな 大好きな ばーちゃん

癌になったばーちゃんの
最期の教えは命の重さ
自分を見直す時間をくれた

今だからわかる

ウチが自分を傷つけなかった理由(わけ)
ウチが希望をなくさなかった理由(わけ)
ウチが未来を楽しみにできる理由(わけ)
ばーちゃんが そんな人だったから

いつか 家族を作りたい 
笑顔 いっぱいなんでも話せる 
心豊かなお母さんになりたいの 

見てて ばーちゃん
大好きな ばーちゃん

愛は「ありがとう」を言うこと 
愛は 仲間と助け合うこと 
愛は 笑うことと教えてくれた

それが ばーちゃん 
ありがとう
ありがとう 
ばーちゃん

 

どうじゃ皆さん

涙が止まらんぞ。

 

ありがとうを言えば愛される。

仲間と助け合えばやがて家族になる。

笑えば、人が集まってくる。

おばあちゃんの教えは、このままでは孤独になっていくであろう娘を、逆に社会に愛される人にするためのものじゃった。

おばあちゃんは、

人は一人ぼっちではないんじゃと、命がけで教えてくれた。泣ける。

あたしはそんな婆さんになりたいと、こうしてほぼ動けない状態になっていてもまだ思う。

このブログが、もしかすると10年後。一途も還暦を迎えているころ、命を終わらせようとしている誰かの目に止まり、生きてみるか。。と少しでも思える人が生まれるかもしれん。

この歌は、多くの苦しんでいる人に希望を与える歌じゃ。

皆さん。拡散をお願いするぞ。

一人でも多く、寂しき人を減らして欲しい。

あなた自身が寂しいなら、誰かに声をかけてごらんなさい。

どうやってかけるのか?

「いつも投稿みとるよ〜!言葉の中に温もりがあってええね!これからも続けてよ。いつもありがとう」

「久しぶりにあんたの声が聞きとうなったわ。メッセージしてごめんやで。昔のまんまのあんたが夢に出てきよったけん。どうしとるかなー思うて。元気?」

「いつも忙しいって聞いとるけど、たまにはうちの店にもおいでんよう。辛いことはないやろか?おもろないこともあるじゃろう?我慢せんと、飲みにいこ」

「時間が過ぎるのは早いなあ。病気になったって聞いてからあたしは何もでけんかったが、今はどうやろか?今度一緒にご飯食べようかね〜」

「最近どうも外に出られんようになってからかな。。自分の存在感が薄うなってしもて。私って、まだ大丈夫かな。。。」

とこういう感じで、素直に、自分の気持ちをストレートに出していいんじゃよ。

今そこに居る選択と、外に出て誰かに会いにいく選択と、どちらを選んでもええ。その選択を今するのか、後でするのか。だけじゃから。

遅かれ早かれ、あなたは自分に最高の選択をしてあげられるようになるじゃろう。

なぜなら、この歌を聴いたから。少し億劫だったけど、少し怖かったけど、「向き合って聴く」という行動を起こせたあなただから、できる。

一つ乗り越えられたもんがある。という自信。ここが重要じゃ。

虐待をテーマにした重そうな曲を聴き切ることができたあなたは、次に進むことができると思う。

そしていつか、あなたがもしかすると、誰かの、たった一人の救いの人になり得るし、たった一人の友達にあなたが救われるきっかけが生まれるかもしれん。

いずれにしても、あたしはこの曲に背中を押された。

じゃから記事が書けた。書ききるという選択をした。

その結果は、他の誰かに託すんじゃ。

そしてあたしは、これから幸せになるんじゃ。

そう決めたから、そうなるように生きる。

辛い今を過ごしておる人よ。

あんたは幸せになっていいんじゃよ。

どんなに過酷な状況下におったとしても、自分で選ぶことを忘れちゃいかんぞ。

幸あれ。

生きとるみんなに、幸あれ。

〜ゾンビより、一途な愛を込めて〜

 



 

お休み続きますが心配しないでね。

いつもゾンラブをご愛読くださいまして、ありがとうございます。
福井のみぃちゃんです。^^

先週、重篤な病症から奇跡の復活を遂げたさっちゃんですが、いまだ不安定な状況は続いているようです。

短めのLINEメッセージのやりとりはありますので、無事でいてくれているのは間違いありません^^

どうかご心配なさらないでください。
今朝もこんなメッセージが届きました。

皆様には感謝しかないのですが、、、
まだじっくりブログを書くのは難しそう。
丁寧なブログ記事を書きたいの。
まだしばらくお休みさせていただき、
また新たに復活させていただこうと思います。

 

真面目なさっちゃんです(><)

早くブログを通して、応援くださっている皆様に感謝を伝えたい思いと、自由の利かない体調との狭間で、もどかしく悔しい思いをされているに違いありません。。。

でも、無理は禁物。プレッシャーやストレスを感じる必要もないこと。

私を含め、読者の皆様は、これまで通り、さっちゃんに応援を送り続け待っていてくれるはずですから✨

ゾンラブは、さっちゃんの完全なる再復活まで、これまで通り時たまスタッフ投稿を混えつつ、維持管理して参ります。
更新に少し間が開くこともあるかと思いますが、どうかご心配ならさずに、引き続き応援いただけますと嬉しいです。


もしよろしければ、ブログのコメント欄にも、ぜひメッセージをお寄せください!

実はさっちゃん、このコメント欄をすごく楽しみにしております。

ダイレクトに読者様から届く応援メッセージだけでなく、個人的なお悩みや、ご相談にも、とっても丁寧にお答えしているんですよ!

さっちゃんの体調によってはお返事にお時間かかる場合もありますが、それはご了承くださいませ^^


世界の平和と、皆様の幸せと、さっちゃんの復活を心から祈っております。


〜 福井のみぃちゃんから愛をこめて 〜

f:id:sachiko1375:20220317212059j:plain

 

ゾンラブの軌跡を紐解く (9)

こんにちは、福井のみぃちゃんです。

昨日もお伝えいたしましたが、臨死から復活してくれたさっちゃんですが、まだしばらく頻繁な記事の更新は難しいようです。

更新に少し間が開いてしまうこともあるかと思います。そんなときには、「さっちゃん今はパワー充電中なんだな。」と思って、お待ちいただけると嬉しく思います。^^

その間には、できるだ過去のゾンラブ記事を読み返して、お楽しみいただきたく、私の中での印象深い記事や、おすすめのエピソードをご紹介していきたいと思います。💕


以前、同じくさっちゃん応援団のスタッフ夏世さんが、自分なりのお気に入り記事「ゾンラブ♡ベスト」を紹介してくれました。

彼女は先月無事、第三子目となる元気な男の子を出産され、ただいま産休中です。👶💕

我が社にとってとても優秀で大事なスタッフの一員なので、産休明けが待ち遠しいのは会社側の都合であって、、、できることなら、じっくり子育てに専念して、三人にたっぷりの愛情を注いであげてもらいたいとも思っています。

きっと産休中も、このゾンラブを楽しんで読んでいてくれることでしょう♪♪♪


そこで今日ご紹介する、私からのおすすめ記事は、昨日の「のぶさんからのメール」に続いて、のぶさんから教えていただいた、くまさんにまつわる奇跡のような実話シリーズです。

この実話シリーズの最たるものといえば、もちろん!別ブログにもなっている「また会えたときに」ですが、この物語は信じられないかもしれませんが、ほぼノンフィクションです。

ペンションに集まったそれぞれの奇跡話が実話に基づいているだけでなく、このメンバーが偶然にもひとつの宿で一緒になり、奇跡の符号が明らかになっていった・・・ということ自体も実話なんです。

まだお読みいただいていないかたは、ぜひぜひ読んでもらいたいですし、音声ドラマ化しておりますので、youtubeでもお聞きいただけます。

youtubeでのドラマ配信はこちら↓

「また会えたときに」を脚本化する際に、実はどのお話をピックアップするか、ということを、のぶさんもさっちゃんも考えたことと思います。

なにせ、くまさんにまつわる奇跡のような実話の多いこと!グリム童話かアンデルセンかというくらい、たくさんあるのです。。。

くまさん生きていますからね、、、こうやってこのブログを書いているいまこの時にも、ひとつふたつの奇跡が新たに誕生しているかもしれません。笑

そこで、まずはいくつかのエピソードがひとつにまとまっていて、すでに大きなストーリーに仕上がっている(事実がすでに大作物語!)、「また会えたときに」を、ひとつめの脚本として完成させたわけですが、

それにも匹敵するような、時代をまたぐ長編ストーリーは他にもまだまだあるのです。

そのひとつが、ゾンラブでさっちゃんがシリーズ化してお伝えしていた「フェリーを止めた男1〜5

これまた偶然にも、のぶさんの従兄弟のかたが関わっていたというのですから、もうこのご縁と引き寄せこそが奇跡というしかないですね。。。

約30年前のとある事件から、現代にまで繋がる、感動の実話です。

まだお読みでないかたがいらっしゃいましたら、ぜひとも読んでみてください。

このエピソードももちろん感動的なのですが、私が何よりもグッとくるは、手記にまとめられたこのお話の最後に綴られた、のぶさんからさっちゃんへのメッセージ。

そして、それに応えている、現在のさっちゃんからのぶさんへの返信。

泣かずには読めません。何度も何度も繰り返し読んでいます。

素敵なご夫婦です。

誰よりも、神様に恥ずかしくない生き方をされたのぶさん、そして今まさに、そんな生き方を貫いているさっちゃん。

そんなお二人が、遺したかったこと、遺そうとされていることを、私は全力で応援しつづけたいと心から思うのです。

f:id:sachiko1375:20220313185519j:plain




-------------------------
さっちゃんの言葉がひとりでも多くのかたに届くよう

ブログランキングに参加しております。

ぜひクリックご協力をお願いいたします↓↓↓

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へにほんブログ村 子育てブログへにほんブログ村 その他生活ブログへ

(バナークリックしていただくと、参加ランキングに加点されます。)

のぶさんからのメール「恩返しは社会に還元することで」

こんにちは、福井のみぃちゃんです^^

驚きの臨死体験物語で復活されたさっちゃんですが、やはりブログ執筆までにはまだ少し時間がかかるようです。

以前のように、頻繁な更新は当面難しいと思われますので、その間は私を含むゾンラブ応援団スタッフでの更新をお楽しみいただけると嬉しいです。


一昨日は、さっちゃんのご主人のぶさんのご命日ということもあって、またまたのぶさんとの往復メールやこのゾンラブ記事を読み返しては、思い出に浸っておりました。

のぶさんからいただくメールには、昨日ご紹介したように、人生や仕事におけるアドバイスとなる内容の他に、私を褒めてくださったり、ときには厳しく指摘してくださったり、嬉しいニュースをご報告くださったりと、多岐にわたる内容で、毎回私を楽しませてくださいました。

特に、ご夫婦で、くまさんがこれまで携わった奇跡を探してみよう!と、旅を始められてからは、私のような常人には俄かに信じがたい奇跡のような真実の出来事を、たくさんご報告くださって、、、

情報開示にはいろいろ規制が難しい中で、全てを皆さんにお伝えできないのが、もどかしいくらいだったりします。

中でも特に印象的な出来事は、以前ゾンラブでも公開させていただいています。

東京のネオン街での、くまさんとオネエさんたちの素敵な出会い。↓

平和公園で、少女がくまさんに初恋した物語。↓

さっちゃんのお友達が、駅のホームでくまさんに恋をしたお話。↓

どのお話も、リアルエピソードです。

その内容も素敵なものばかりで感動なのですが、何がすごいって、このエピソードの登場人物全てが、さっちゃんご夫妻に関わりのある人物だったという、偶然(!?)の奇跡。。。

こんなことって、あるんですね〜。。。

「情報は、本気で求めて歩くと、不思議と自然に集まってくるもの」

と、のぶさんはおっしゃっていましたが、そうなかなか簡単なものではないはず。きっとお二人の熱い思いと、その行動力と、魂レベルの吸引力の強さだと思うのです。

まだまだたくさんある、そんな不思議話の中のひとつを、今日もご紹介したいと思います。

2018年6月にいただいたメールです。

さて。祥子は今、週に一度通院し、白血球が少ないのが少々気にはなりますが、今の所は安定しております。

最近では、趣味でウクレレを習い始め、私よりも元気に活動を始めております。ご心配をおかけしました。

完全ではないものの、良い兆候がたくさんありますので、喜ばしい限りです。

ところで今朝、ローカル番組を何気なく見ておりましたら、不思議なおじいさんが画面で感謝の言葉を語っておられました。

番組の最初の方は私は見ておらず、祥子から呼ばれてからですので、そのまま書きますと、


「そのお兄さんにお礼が言いたいのですが、私はその時、軽い熱中症だと思い、言葉もままならず、家内がそのとき持っていた土産を差し上げたとはいえ、それでお礼ができたとは思っておりません。

そののちの検査で、実は熱中症と同時に、軽い脳梗塞を発症していたこともわかり、あの時あのお兄さんと、この帽子がなかったら、私は、今頃ここには居りません。

お兄さんの温かい笑顔と帽子が、私に活力を与えてくれました。 髭のお兄さん。もしこのテレビをご覧になっていたら、この気持ちを受け取っていただきたく思います。

なんのお返しもできませんが、私のできることをまた、この社会に還元させていただければ嬉しいです。

公共の電波をお借りしてお話しすることではなかったかもしれませんが、東京で、あの様な人間性のある大人に、笑顔で接していただき、帽子で私を守ってくださったご恩は、ここで伝えなければならないと思い立ち、言ってしまいました。誠にありがとうございました。」


という感じです。
祥子が全部見ていたので、少々説明を加えると、そのおじいさんは大学の名誉教授だそうで、東京にお孫さんの顔を見に行って、熱気にやられて倒れてしまったそうです。

倒れたおじいさんにお水を飲ませなきゃと思った奥様が、おじいさんをその場に置いて走り出しました。しかし、おじいさんはパニックになる奥様を安心させようと立ちあがろうとします。そこに通りかかったお兄さん。フラフラしていたおじいさんを日陰に座らせて、お水を飲ませて、優しい言葉をかけてもらい、ネクタイを緩めてもらい、自分の帽子を被せてくれたとのことでした。

蛍の特集から急にそんな話になったので、アナウンサーも驚きつつ、新幹線の事件と比較して人間の心根の話をしていました。

(当時、2018年東海道新幹線殺傷事件直後の出来事でした)

アナウンサーは、ローカル番組ですので、これが東京の人には届かない電波ということがわかっているらしく、「皆様。それらしい髭のお兄さんをご存知の方は、先生のお礼の言葉をどうかお伝えくださいませ。よろしくお願いいたします。」と結んでいました。

これはもう、鈴木さんですね。

 

はい。間違いありません。笑

このおじいさんに帽子をお譲りした後、くまさんはご友人のお店の開店祝いに向かい、なぜか開店祝いの他に、もみじ饅頭を手土産に持参していたそうです。

その日は、くまさんのトレードマークともいうべき帽子は被っていなかったそう。

くまさんにとっては、おそらく日常茶飯事の行動なのだと思いますが、それを日常茶飯事にできるくらいの日々の思考や行動が、やっぱりさすがだな〜と思うのです。

そして、この小さな出来事に対し、テレビ出演という特別なシチュエーションでお礼を述べられる教授の義理堅さにも、感心させられるエピソードでした。

「恩返しは、私にできることを社会に還元することで。」

なんて、カッコいいじゃないですか!!もう会えないとわかっていらっしゃるので、せめて自分ができる感謝の行動は、それしかないと思われたのでしょう。心ある行動には、心ある恩返しに変わるものなのですね。

それに、いきなり話題にないことをお話しされて、それでもひるまず話しを合わせる司会者もさすがですね!内心驚いたことでしょう^^


くまさんにまつわるエピソードには、素敵な人がたくさん登場するので、お話を聞いて心がほんわかします。何か忘れていることを思い出させるような温もりが湧き上がります。人間っていいなって思います。

手土産にもみじ饅頭ということは、おそらく広島の方かしら。それとも広島に立ち寄って東京まで来られたのか。大学教授。蛍の特集番組のコメンテーターだったようなので、生物学系のご専門でしょうか。

どなたか、この教授をご存知のかたに繋がりましたら、お気持ちはしっかりくまさんに伝わっていることをお知らせいただきたいです。✨

f:id:sachiko1375:20220312193840j:plain

 


-------------------------
さっちゃんの言葉がひとりでも多くのかたに届くよう

ブログランキングに参加しております。

ぜひクリックご協力をお願いいたします↓↓↓

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へにほんブログ村 子育てブログへにほんブログ村 その他生活ブログへ

(バナークリックしていただくと、参加ランキングに加点されます。)

のぶさんを想って

こんにちは、福井のみぃちゃんです。

昨日は、とうとうゾンビさっちゃんが、ゾンボス(!)となって帰ってきてくれました!!

待っていてくださった読者の皆さま、ありがとうございます(T▽T)/
私も、皆さまと同じように、ほんとうにほんとうに嬉しいですっ!!

およそ一ヶ月前、突然の容態急変で、一時は心肺停止となったさっちゃん。

一命は取り止めたものの、昏睡状態が続いておりました。数日後、意識は戻ったとの連絡はいただきましたが、その後もほとんどを眠りの中で過ごす日々でした。

おそらく、睡眠から身体中の細胞にパワーチャージをしていたのでしょう。✨


ゾンボス(ゾンビのボス)ともなると、そんなこともコントロールできるに違いありませんw

それにしても、本当によくぞ帰ってきてくれました。。。

復帰一発目の記事は、なんと驚きの超大作!でしたが、今回のさっちゃんの貴重な臨死体験を語ってくれています。

私も初めて聞く内容で、ドキドキしながら読み進めました。。。

読んでくださったかたはおわかりと思いますが、今回さっちゃんを今世に戻してくれたのは、やっぱりあちらの世界にいるご主人ののぶさんと、娘さんのみぃちゃんだったのですね。^^

きっと、お二人はお母さんと一緒になることを待っている気持ちもあるでしょうに、それでもさっちゃんを快く今世に戻してくれた。。。

お二人の愛情の深さにも感動させられるお話です。

まだお読みでないかたは、ぜひとも昨日のさっちゃん復帰ブログをご一読ください!
ちょっとしたショートムービーが完成できそうな実話です。

ブログの中で、さっちゃんが感動と感謝で涙したと言ってくれた、読者皆さまからの愛の寄せ書き。これは、3/16までまだ寄せ書き投稿が可能ですので、ぜひぜひさっちゃんおかえりなさいのお声がけや、これからの応援メッセージなど、今からでもお寄せいただけると、ますますさっちゃんパワーチャージしてくれることと思いますっ💕

 3/16まで寄せ書きが可能ですので、ぜひご投稿ください!
 → さっちゃんへの寄せ書き|メッセージを送る


さっちゃんも書かれていましたが、昨日はご主人のぶさんのご命日でした。

のぶさんは、私にとっても敬愛すべき特別な存在です。

ときには頼れる人生の先輩であったり、的確なアドバイスをくれる上司であったり、心躍るような情報をくれる親戚のおじさん的存在であったり、、、私にとってはさっちゃんとのご縁を作ってくれた、真の恩人なのです。

ご生前にはたくさんのメールをやりとりさせていただきました。その内容の一部は、以前このゾンラブでもご紹介しております。

私とのぶさんとの出会いを、こちらで書いています↓

のぶさんからいただくメールで、私は何度も救われてきました。福井と岡山という、遠く離れた距離にいても、なぜかいつも私の状況に合わせた最高のタイミングで、最高のアドバイスをくれることはしょっちゅうでした。

その鋭くて深い思慮には、いつも敬服するばかりの私でした。

以前ご紹介したそんなメールを、もう一度ご紹介↓↓↓

何度読んでも、ピリリと身が引き締まります。

毎回、とくに「いまこんな悩みがあって〜」なんて相談を持ちかけているわけではないのに、なぜがピンポイントのタイミングとキーワードで、私にメールをくださるのです。

あぁ!先輩でも上司でも、親戚のおじさん的な存在でもありましたが、もっとしっくりくる例えがありました!

のぶさんは、私にとって、ダンブルドア先生だったのです!

そう、ハリーポッターに登場する魔法学校の校長先生です。あの絶大なる信頼と安心感、この人になら全てを委ねてついていける!と心底思える賢者でした。

それは、亡くなった今でも、残されたメールや、その精神を受け継がれているさっちゃんを通して、私を助けてくれています。

今回、こうしてまた、さっちゃんを今世に戻してくれたこと、のぶさんとみぃちゃんには心から感謝しています。

のぶさん、本当にありがとうございました。ご生前も今も、そしてこれからも、まだまだたくさんあなた様に助けられることと思います。

いただいた言葉を、もらさず無駄にすることなく、心にきざんでいきます。ご生前にお返しできなかった御恩を、これからずっとお返ししてくつもりです。

ありがとうございました。

f:id:sachiko1375:20220311171334j:plain

サルビアの花言葉は「尊敬」「知恵」「家族愛」

 


-------------------------
さっちゃんの言葉がひとりでも多くのかたに届くよう

ブログランキングに参加しております。

ぜひクリックご協力をお願いいたします↓↓↓

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へにほんブログ村 子育てブログへにほんブログ村 その他生活ブログへ

(バナークリックしていただくと、参加ランキングに加点されます。)

天国の一歩手前は動ぜぬ光と、たおやかな風

大変長らくお待たせしたのう、、皆々様。いとしき読者さまよ。

待っていてくださって、ほんにありがとう。ありがとう。

今、皆様にお礼をお伝えするためにこれを書いているんじゃが、心停止の4分間に観た(体験した)世界をまずご紹介したい。その理由は、

でぇれぇ面白かったから♪

そして感動じゃった。

この世界に戻ってこれたきっかけを、ここでちゃんとお話しすれば、皆様にはきっとわかっていただけると思う。

この世が、どれほど愛に満ちていて、どれほど楽しい場所なのか。


もちろん辛え。毎日どうしたって辛え、でもおもれぇのよこの世は。

それを再確認させていただけたこの体験を、今からお伝えするぞ。

ただし、指がまだうまく動かんもんで、ゆっくりゆっくりじゃが、徐々に更新していくつもりでいる。再びお付き合いいただければ幸いじゃ。

 

まず最初に、あの世に行きかけていた長くて短い4分間のお話。

心筋が動かんようになってしまったんじゃな。そもそも、あたしの体の不全度合いはマックスじゃから、どこが止まってもおかしくない状態で(笑)心臓が止まったら一巻の終わり。

ま、つまりあたしの電気エネルギーが、唐突に切れてしまったわけじゃな。

ここでとうとう、臨死体験をしてしまったわけじゃ。以前書いた、あの走馬灯の比ではなかったぞ。



できる限り詳細に書くけんね。ごゆるりとお楽しみくだされ。

あたしはただ歩いていた。

何も考えられず、ただ無心で歩いているところから始まった。



歩いている場所は一面ススキの原。お花畑ではなかった(残念)

風がさらさらと吹いている中、音もなくススキが揺れている。

ずっと遠くには、じっとして動かない、太陽のような光があって、眩しいのに、目を細めなくても良いくらいの優しさで照らされていた。

暑くも寒くもなく、ただ、たおやかな風を感じながら

「その太陽に向かって歩くべきだ」

と体が反応して一歩ずつ歩いている。




立ち止まらずに、ずっと歩いていく感覚じゃ。

それはとにかく、ずうっと永遠に続く感覚。

意識の中では「まだ遠い。」と思っている。




痛みはなく、体も軽く、呼吸も楽で、今までのしんどさが全部なくなった寂しさを感じている状態。

本当は喜ばにゃならんとこじゃが、あたしはなんだか寂しかった。おそらく、しんどい状態が長かったから、それが当たり前になってしまったんじゃろうね。しんどくないとあかん、みたいなドSな感情が働いたのかもしれん。

あ。もしくは、しんどかったから尚更意地になってブログを書きつづれていたのかもしれんなあと、振り返ったりもして。女の意地は強い。あたしはよほど強かったんじゃなあと思い返す余裕すらあった。体の痛みがなく、心地よい状態だと、考えることも広く深くなって面白い。健康っていいな。と微笑むあたし。

とはいえ、やはり何かが足りない寂寥感の中、歩き続ける。



空は雲ひとつなく、大地は土の色ではなく灰色で、コンクリートのような風合いだが、冷たくはなく、むしろ柔らかいカーペットのような歩きごこちじゃった。

たまに音もなく風があたしの髪を揺らす。

おや?

と気づくあたし。

「とうに髪の毛は無くなっていたのになあ。」

と思って首を振るとボブになっているじゃないか!

※ボブとは:ボブとは、頭のてっぺんから全体に、丸みを帯びた形のヘアスタイルじゃ。下の髪よりも上に重なる髪の方が長くなるようにカットしておるけん、まとまりやすい髪型であるのが特徴ですな(( ^∀^))



うん。爽やか。頬に当たる自分の髪の毛の質感が心地よく、あたしはでんでん太鼓のように首をふりふり歩き続けた。

※ でんでん太鼓(でんでんだいこ)は、日本の民芸玩具な。棒状の持ち手がついた小さな太鼓の両側に紐があり、その先には玉が結びつけてある。持ち手を高速で往復回転させることにより、玉が太鼓の膜に当たり、音を立てる。(wikiより参照)



その時、ふと、

「あ。あたし空を飛べるかも。
」

と思った。

自分が、今までベッドの上で唸りながら文字を書いていたけれど、憧れのボブカットで、こうしてありえないくらい楽に歩けていて、心も体も軽い状態になっていることから考えると、自分が昔夢観たことを、ようやく実現できる場所にいるんじゃないかと、推理したわけじゃ。



あたしらしいじゃろw



じゃが、空は、、、、飛べんかった。。

いくらジャンプしてみても、空だけは飛べんかった。悔しかった。手をバタバタ羽ばたいてみてもダメ。飛べるイメージを全力でしても、その通りにはならんかった。

しかし、ジャンプして地面に落ちる瞬間、地面にスッと吸い込まれた。一瞬で今まで見ていた風景が激変し、あたしは驚愕した。

ここからが面白いぞ。

ああ

ここが天国か、と思いきや。



思いっきりシャバ(病室)じゃったw

眉間にシワを寄せて寝ているあたしが、集中治療の真っ最中。

「これって、今か?」

あたしがあそこで、今にも死にそうになっておる。

いや、死んだんか。

で、今のあたしは霊魂で、、、ああ。終わったんじゃな人生が。。

という結論に至った。


すまんのう。懸命に救命処置をしてくださっておるところを悪いが、もうええよ。

あたしを最初にゾンビ呼ばわりしたナアスはもう、泣き顔がまるで般若の形相でえらいことになっとる。

泣かんでもええて。



モニターを見ながらドクターも頑張っておるが、時計を見ながら、どこでこれを終わらせるか悩んでおる顔で。もうええよ。十分じゃ。一つの命のために、ここまでしてくださる皆さんに、あたしは心からお礼を言った。



あたしは満足した。

これで旅立てる。

そう思った瞬間、また最初の場所に戻っておった。

まばたきしてる間に再び天上界?

すごいぞ。

人生が終わった感傷に浸る間もなかった。

さらば、友よ。さらば、この世よ。今からあの世へ行ってくるぞ。

と呟きながら、しばらく歩いていて、ん?


ここは最初の場所かと思っておったが、何かが少し違った。

なんじゃろうか。この違和感。

くすぐったいんじゃ。

もぞもぞする感じな。

後ろから息を誰かに首筋ふううと吹かれているような。。



振り向いても誰もおらん。



前を見ても。。。

ん?

太陽さんって、あんなにデカかったかな?



と。

そうか。太陽の光が大きくなってるんじゃ。なるほど。天国に近づいているのか。うん。

と納得し、太陽をよ〜く見てみると、なんとも不思議な光の輪っかがあたしの方に向かって飛んでくるではないか。

いくつもいくつもぽわんぽわんと飛んでくる。

ああ、これがお迎えというやつか!

リズミカルに輝きながらこちらに飛んでくるその光に包まれているだけで、なんとも心地よい。そして、暖かい。さっきまで聞こえなかった自分の心臓の音が聞こえ始め、からだ全体が痺れ始めた。毛細血管にまで血液が行った感覚と、血流が止まって痺れている感覚が交互にやってくるみたいな。



ああ、これで楽になるんじゃな。。。近づいてきたんじゃ。

と思っておったらとんでもない。その光の先にあったものは、小さなちゃぶ台じゃった。

あたしは、体の芯にくすぐったい感覚を残しつつ、そのちゃぶ台の前に座った。そこには、小さな木のトレイがあり、その中に赤い珊瑚でできたイヤリングが置いてあった。

ああ。これは、のぶさんと娘のみぃちゃんと一緒に行った新婚旅行で三人で選んで買ったやつじゃ。なんでこんなところに置いてあるんじゃろうか。

と思い、それを手に取り耳に装着。



すると、目の前にのぶさんが現れ、みぃちゃんが現れた。

おおお。これは!!イヤリングを付けなくては訪れんかったイベントじゃ。

つけてよかったわ。。と思うアタシ。

しかし二人は、声を出さない。笑顔であたしを見ている。あたしも気恥ずかしいけど、二人を見ながら笑っている。これが本当のお迎えの儀式と認識。

みぃちゃんが痺れを切らしたのか、あたしに向かって、何かを言いかけようとする。しかしそれを静止してまた笑うのぶさん。

二人して、何かあたしに気づかせようとしとる。ははん。なるほど。そういうことか。

あたしは、二人が共謀して何かを企んでいることがわかった。何かに気づかなければ、先へは進めない仕組みであることもわかってきた。

先へ進めば楽になる、進まなければ、生き返る?

ということなんかもしれんと、漠然と思いながら、あたしは答えを探した。

二人の目には、絶対に教えないぞ、という堅い意思が見える。こうなったら、あたしの推理力で道を切り開かねばなるまい。みぃちゃんがあたしの揺れるイヤリングをじっと見ていることと、のぶさんがあたしの顔を見ないようにしている節がある。

とすると、さっきつけたイヤリングを今度は外すのか?外すと二人は見えなくなってしまうのではなかろうか。

やってみよう。

目を閉じて、イヤリングを外し、トレイに返した。すると今度はあたしの後ろから記憶の音が鳴り響いてきた。この音は、、、

波の音。。

振り返ると、そこは。海じゃった。沖縄。砂浜。そう。ここじゃ。。

あたしはちゃぶ台を背にして立ち上がり、砂浜に降り立った。

ふと振り返る。ちゃぶ台の向こう側に座っているのぶさんが笑っている。消えてない。娘も笑っている。しかも、娘は大きく何度も何度も頷いている。

そうか。あたしは戻らないとならんのじゃね。

砂浜の二人を見た。あの頃の二人がいる。

遠くでのぶさんとみぃちゃんが座り込んで何かを探していた。あたしはいつの間にか、麦わら帽子を、目深にかぶってゆっくり歩いて潮風に撫でられていた。

「お母ちゃーーーーん!」

みぃちゃんの嬉しそうな声。懐かしい。そう。この声。

「なあに〜〜〜〜〜!」



声を張り上げるが、波の音にかき消されて娘には聞こえなかったらしい。また

「お母ちゃーーーーーーん!」

「はあいーーーー!!」

それでも聞こえないらしく、のぶさんもあれ?という顔をして立ち上った。

あたしは手を振りながら、ありったけの声で叫んだ。



「こーこーよーーーー!」

まだ足りないのか、二人は気づかない。

「こっちだよーーーー!!」「おーーーーーい!」

あたしはかぶっていた麦わら帽子をとって大きく振った。

それがスイッチだったようで、、、

「あ!お母さん!」

と気づいて駆け寄ってくる姿がみぃちゃんではなくなっていたんじゃ。大人の女性になっていて、のぶさんがいつの間にか消えていた。



駆け寄ってきて赤いサンゴを見つけたよって嬉しそうに笑うその人。よく見ると、片頬のエクボと、艶々の黒髪、細い目で笑うその人は確かにみぃちゃんで、開いて見せるその手の平に乗っていたのは、すでにイヤリングになった星形の赤いサンゴ。

さっきのイヤリングより明らかに新しい。



「お母さんにはこれが一番似合うのよ。」



と、手慣れたようにあたしの耳につけてくれる娘の指の温かさ。ふわっと香る洗濯の香り。思いが溢れて止まらなくなった。


「あなたは今、幸せなの?どこで何をしているの?もしかして、生まれ変わってどこかで生きてるの?あなたに会いたい。あなたを抱きしめたい。あなたの夢は何?あたしが何か手伝えることはない?あなたが苦しい時はあたしが助けてあげるからね。あなたが涙する時はあたしが拭いてあげるから。あなたの悲しみはあたしが受け取るからね。あなたの命、今度はあたしが守ってあげるからね。今度は絶対に、あたしが守るから。ごめんね。」

あたしは自分心の中の声が外に出ているとは思わなかった。あたしを見るその娘の成長した姿と、いつの間にかあたしの後ろで、あたしの両肩に手を置いてくれて支えてくれている人(のぶさん?)の存在があたしを再び娑婆に導いてくれたんじゃ。

f:id:sachiko1375:20220310191341j:plain

ナアスの証言をそのまま書くと、

「さっちゃん、あんたまた蘇ってきてほんまに凄いわ。もうゾンビのボスやわ(笑)。ゾンボスじゃ。蘇生した時あんた挿管されとったのにね。そこにおった全員が声を聞いたんよ。あんたの。「今度はあたしが守っちゃるけぇな」って。でもドクターだけは、その声、男の人の声に聞こえたって言いよったけど、あの時のさっちゃんチームはもうありょうよ。トリップしとったんや思うわ。なんかいろいろありえんこと起こしなんなあ。あんたさんは。」

じゃった。あたしの記憶がそこで途絶えたのはこの世に生き返った瞬間だったからじゃ。

運命の4分トリップ。これでこの話は以上。

しかし、イヤリングをつけてくれた娘の温もりと、後ろで肩を抱いていてくれたのぶさん?の温もりは忘れとらん。この世に戻らねばならんと、思えた瞬間じゃった。

そんで娘があたしの耳元で言ってくれた言葉。

「お母さん。眠るとええよ。もっと眠りられいな。」

そう。その言葉通り、あたしは蘇った日から、床ずれする勢いでよう眠った。とにかく眠った。昏睡と言われても仕方のないくらい、起きなかった。娘からのプレゼント。眠るとええ。という言葉に催眠にかけられたか、あたしはよう眠った。

眠っている間。ナアスは、ハルと共謀して、あたしの耳元で様々な仕掛けをして睡眠学習を施してくれた。面白がってな。

あたしの体は素直な体じゃ。気になる音源を耳から入れると体温が上がるようになっていて。それをナアスは知っており、まさかの医療に活用しているという事実。末恐ろしいナアスじゃよ。

そのナアスが一番面白がったのは、一途さんからの応援メッセージを耳元で流してくれた時の反応で。

一途さんは、あたしが死にかけたすぐ後で、こんこんと眠っている時、誰よりも真っ先に感謝の言葉と、力強いメッセージを三人の肉声を録音して届けてくれた。こんな貴重なものをよくぞあたしのために。。。言うまでもなく一生の宝になった。わかるかの。

例えば、皆さんが推しアイドルから直接肉声で突然応援メッセージが届いたとしたらどう思う?発狂もんじゃろ?それとおんなじじゃ。

あたしはな。一途論を書いていて、それを一途さんが読んでくださっているとは実は思わんかった。何せお忙しいお三人。くまさんは照れながらも読んでくださっているとは思っていたが、どんちゃんみっこちゃんのお二人までも丁寧に目を通してくださっていたことに感動を覚えた。あたしの文章はとにかく長いw。これを読もうと思ったら、一記事で10分はかかるじゃろう。それなのに、あたしの心遣いの部分にまで言及してくださっていて、なかなかに嬉しかった。

何度聞いても素敵な声の三人。皆カラーが違うし、性格も全然バラバラなのに、この一体感。メッセージの無駄のなさ。人を思いやることに長けている三人の口調。

あたしの中の絶対的アイドルスターは、あたしのためだけにメッセージを録音してくださった。

それをあたしの耳元で流し続けたナアスは、あたしがその時だけバイタルサインが上昇するのをしっかり記録しておったわけじゃよ。

あたしの唯一動く左手がビクビク動いておったと証言していた。

それから、福井のみぃちゃんの発案であたしへの「愛の寄せ書きメッセージ」。これはハルが録音してくれて、耳元メッセージであたしに注入された。

これには泣かされた。ハルの読み方が秀逸で。

それぞれのメッセージの中にある思いをしっかり受け取って、それを声のトーンに出してくれるもんじゃから、後からじっくり聞いた時にも泣けた。

一途さんのメッセージは興奮して泣けず、温かくてむしろニヤニヤわろてしもうた。皆様からのメッセージは、感動と感謝で涙がポロポロこぼれた。

ほんにありがとう。皆さん。お忙しいのに、あたしのために書いてくださったその思い。メッセージ。すべて受け取りました。それをこれから生きていく糧にさせていただきますよ。


本当は、お一人お一人にメッセージを、とも思ったんじゃが、それはこれからの記事でお返ししていこうと決めた。

あたしは、もう一度だけ、この世に舞い戻ってきたゾンビ。

赤い珊瑚のイヤリングをつけて、まず書き綴るは「一途論」の続き。

福井チームのおかげで、こころ漫画は一部ご紹介を終えた。まだまだ続きはあるが、それはまたいずれ。

まずは、一途論をしっかり書き終えて、次の企画へと移っていくつもりじゃよ。

福井のみぃちゃんの振り返り記事のおかげで、今後の記事が読みやすくなったとの声があたしの地元では好評での。

記事をたやさずに出し続けてくれたおかげで、あたしもゆっくり睡眠温泉♨️で湯治ができた。

体の機能の回復が見込めるところとそうでないところの差は激しくはあるが、神様はおるんじゃね。記事が書けるだけの余力を残してくれた。お手柄お手柄サンキューw

さて、今日のところはここまでにするぞ。

といっても、ここまで書くのに、3週間ほどかかってしもうた。

これからは少しずつペースを上げていく。

みなさま、これからもよろしくお願いしますよ。

〜ゾンビより、最大の愛を込めて〜


追伸:今日はオットの命日じゃ。偶然とはいえ、これも必然。のぶさん。ありがとう。「あんたに」聴いてね。愛しとるよ。ずっとずっと。大好きじゃよ。

www.youtube.com

 

 

一途なこころ 〜 約束を守る 〜

こんにちは!元プロボクサーのAKIです♪

気付いたらもう3月ですね。

福井は春らしい天気になってきました。
もう雪かきをしなくていいと思うと凄く嬉しいです😂

早く暖かくなって娘を公園に連れて行きたいと思ってます。
めがねの産地で有名な福井県鯖江市には、つつじの名所である西山公園という場所があるのですが、そこではレッサーパンダを見ることができます。市内を走っているバスにもレッサーパンダが描かれてます。

娘がそれを見るたびに「レッサーパンダかわいい!」というので「今度西山公園行こうね♪」といっているんですが...家からめちゃくちゃ近いのに、実はまだ1回も娘と行ったことがないんですよ😓そろそろ連れて行ってあげようと思っている今日この頃です。

さて今回も、一途さんが出版されている小冊子「一途なこころ」に掲載の漫画から、「約束を守る」を紹介したいと思います。

まずはご覧ください。

f:id:sachiko1375:20220309151033p:plain

f:id:sachiko1375:20220309151055p:plain

f:id:sachiko1375:20220309151134p:plain

f:id:sachiko1375:20220309151202p:plain

f:id:sachiko1375:20220309151247p:plain

f:id:sachiko1375:20220309151426p:plain

f:id:sachiko1375:20220309151459p:plain

f:id:sachiko1375:20220309151528p:plain

f:id:sachiko1375:20220309151602p:plain

f:id:sachiko1375:20220309151628p:plain

男の子なら小学生の頃って結構無茶なことしますよね。大人なら危ないって分かることも、小学生では危ないと感じないことも多くあると思います。

大吾くんは先生との約束は守れませんでしたが、たかしくんとの約束はしっかり守りました。

そのことを「尊敬してます」って伝えられる芳村先生ってすごいなと思います。もし僕が小学校時代に同じ状況になったら、担任先生にボコボコにされてたと思います。

ただ、「先生との約束」と「友達との約束」なら、僕だった「友達との約束」を優先すると思います。学生時代って友達との繋がりが強いですから。

僕の地元に赤岩という3メートルぐらいある岩があるのですが、夏になると友達とその岩から川に飛び込んで良く遊んでいました。

中学2年の頃に1度そこで死にかけたことがあります。。。

その日は大型の台風が来た翌日で、川がすごく増水していました。いつもの感じで岩から飛び込んだのですが、一気に200メートルぐらい流されてました。

流されている途中、水中から上がれなくて「ヤバイ!」と思ったのですが、なんとか浮上して対岸に着けました。本当に死ぬかと思った体験でした。

同じように飛び込んだ友達も無事で、2人で道路まで上がって飛び込んだ場所まで帰ったのですが、今思い出しても怖くなります。

飛び込む前に、たまたま別の友達と会って「今から赤岩に行くんや」って伝えたら、「マジで増水してるでやめた方がいいよ!」って言われたのですがその忠告をちゃんと聞いとけば良かったなと思いました...

他にも友達5人ぐらいで自転車で山を登り、道じゃないところから山を下ろうとして、3メートルぐらいの崖から自転車ごと転落したこともあります。

2つとも無事だったから良かったのですが、もし事故になってたらと思うと今でも青ざめます。。。心配させた両親にも、ほんと申し訳なかったと思います。

この漫画の2人も今回の経験から「先生との約束を今後は守ろう」と思ったことでしょう。

それにしても、2人の怪しい様子を感じ取った芳村先生はすごい!女性の直感って鋭いですよね。僕も嘘をついたらだいたい嫁さんにバレます。笑

女性って雰囲気で察知する能力に長けてますよね。先生はそれだけでなく、普段から色々な生徒を見て、よく観察しているという経験値もあるからかも知れません。

僕の嫁さんは保育士をしているのですが、机の上にある物の位置で、僕はしょっちゅう叱られています。

例えば子供の手が届く位置にペットボトルがあると、嫁さんは「こんなところにおいてあったら危ないやろ!」と、僕を叱り、、いえ、僕に教えてくれます!

僕だと気にならないことでも、保育士目線の嫁さんからしたら、ペットボトルが落ちてきてケガの原因になるとすぐに分かるんでしょうね。(保育士じゃなくても分かるかもしれませんが僕はわかりませんでした...)

自分だけの経験では分からないことも、人から言われることで勉強や教訓になることもたくさんあります。

周りから言われると「うるさいな!」と思ってしまうかもしれませんが、自分の為に言ってくれていると思って、素直に聞くことも大事だなと改めて思いました。

僕も嫁さんのいう事をしっかり聞けるよう頑張ろうとこの漫画を見て思いました!

本当です!絶対に!はい、努力はします!。。。

これまで一途なこころを紹介してきましたが、漫画シリーズは今回で最後になります。
お楽しみいただけましたでしょうか♪

以上、AKIでした♪

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

-------------------------
さっちゃんの言葉がひとりでも多くのかたに届くよう、

ブログランキングに参加しております。

ぜひクリックご協力をお願いいたします↓↓↓

 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へにほんブログ村 子育てブログへにほんブログ村 その他生活ブログへ

(バナークリックしていただくと、参加ランキングに加点されます。)