みなさま、ハルです。
さっちゃんは今、頑張っています。実は少し前からモルヒネの投与を始め、抗がん剤、放射線と、できる限りの延命治療に入りました。さっちゃんが望みました。
看護師さんの伝言によりますと、
「コンサートを聴くまでは死ねないそうです」
だそうです。
ガン性疼痛の凄まじさは、ゾンビであるさっちゃんの気力と体力を著しく奪っていきました。私にも病院へは来るなとの指令が出、そのタイミングで仕事も急激に忙しくなり、不安な気持ちを忘れ去るため仕事に打ち込んでおりました。
出版の記事もあと二つ。
それを下書きに入れつつ、あとはプロにお任せするべきではないか、とのさっちゃんの意向もあり、最後の締めはデザイナーの方と、福井のみーちゃんにお願いすることにいたしました。
あとは、標題紙と奥付と表紙の絵です。この準備さえ終われば、あとはKDPに登録してデータを転送することで出版の流れになります。よろしくお願いいたします。。
こんな一番大切な部分を私が書けずに申し訳なく思いますが、これから出版を目指す方にとっては、ある程度自分でやってみたけど、確実に美しく出版したい場合は、ちゃんとプロにお任せする流れもあるということがわかるので、これでよかったんだ。
と自分を納得させているところです。
さっちゃんには、その旨伝えて欲しいと看護師さんには伝えました。
スマホにメッセージを送信しても、開くことすらできない状態です。
痩せ細った体には、治療はしんどいのだと思います。
「延命なぞするなよ。あたしは天寿を全うすると決めとるんじゃけ。余計なことはすな。」
と頑なに言っていたのに、今、自分の命を少しでも永らえて、コンサートを聴くんだと頑張っています。
私には、今、どうすることもできません。何の力もありません。
医療と、さっちゃんの生命力に頼るしかありません。
このブログを読んでいただいているみなさまにも、できることならさっちゃんに、祈りのパワーをいただけませんでしょうか。
このブログの記事を通して、きっと繋がってくれると思います。
27日。福井は独自の緊急事態宣言中です。
完全な感染対策を実施してとり行われるコンサート。
お客様に喜んでいただくために最大の準備をしているスタッフの皆様を、まるで自分の息子や娘のような感覚で見守ってきたさっちゃん。
この福井県でのファーストコンサートのために桑山さん。藤田朋子さんのご夫妻は、きっといつもとは違う演出を考え、コンサートの趣旨を踏まえた素敵なコンサートを考案してくれてるとワクワクしていたさっちゃん。
大好きなくまさんの人形劇が、オープニングで出てくることが決まった時は、動かない舌で、呂律の回らない口で「ハル!世界一の人形劇、見ればあたしもいずれ歩けて飯田(人形劇フェス)に行けるけ!熱い魂がほとばしる瞬間を見逃すな」とのたまいました。「見に行けないじゃろが。」と言うと、「心で見る」と、また不思議なことを言ったりして。心の底から楽しみにしていたさっちゃん。
それと、以前私に届いたメッセージを抜粋
「みーちゃんたちのご縁で、繋がった糸が絡み合って、静かに織り込まれていって、大きな布になるんじゃ。その布は、初めはなんの変哲もないシンプルな布。
でも、そこにどんどん色がついてくる。刺繍糸で新しい風景が縫い込まれていく。
みんなが気づかないうちに、大切な人と出会うきっかけがコンサートで生まれるんじゃ。
この気づかないうちにってところがミソじゃぞ。
また会えたときにのドラマとおんなじで、奇跡の出会いとはわからないうちに、その出会いは起きている。
コンサートがきっかけで、必ず未来は動く。良い方向に動く。心が揺さぶられ、感動し、共感できたとき、人の未来は良い方向にいく。
まず最初に、このきっかけを作ったみーちゃんに、一番のご褒美がいく。次にそれを支えた会社のスタッフ。次に演者の皆様。そしてそれを支えた会場のスタッフ。最後に、このコロナ時代、心を決めて会場に赴いてくださったお客様には、総合芸術の感動と共に、その家族に及ぶくらい大きな愛が届く。そしてさらにその愛を、誰かにお裾分けできるほど入ってくる。
人が誰かのために「やる」と決めて動くことで、人は運が巡るんじゃ。
その人だけではなく、その周りの人にまで。
チケットが売れない時は相当悩んだじゃろうし、コンサートをしたくてもできなかった人たちからは嫉妬の嵐もきたじゃろうし、他のイベントが中止、延期になる中、決行することで誹謗中傷もあったことじゃろう。
しかしその都度、説明し、感染対策を万全にするための知恵を出し合い、開催することを諦めなかった。そして、それに感応してお客様たちも応援してくださった。あたしは、このコンサートが成功すると信じとるけ。あんたもあんたなりにできること考えて動きよ。な。」
熱すぎるよさっちゃん。
私は、誰よりも本気で、誰よりも人を信じ、誰よりも愛深いさっちゃんの言葉に、励まされました。ずっと励まされてきました。自分が一番しんどいくせに、私の小さい馬鹿みたいな悩みを真剣に聞いてくれて、共感してくれて、心を尽くしてくれました。
生きて欲しい。もっともっと生きていてほしい。
出版はもうすぐ。Kindleで読めるんだよ。さっちゃんの本だよ。
それを一緒に読もうよ。
もっと一緒にバカ笑いしたいよ。
天満屋でショッピングした後は、だてそばのカツ丼でしょ。
大好きなおしゃれもして、その足で市民会館まで歩いて、母子寡婦の会で講演するんでしょ。
さっちゃんを待っている人たくさんいるんだからね。
戻ってこい!!!!
死ぬんじゃねえーーーーーーー!!!!
涙で何を書いているかわからなくなっているハルでした。失礼いたしました。
【藤田朋子&桑山哲也 福井ファーストチャリティーコンサート】
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アコーディオンとピアノと歌と。
仲良し夫婦の楽しいトークを交えながら、心豊かな夜をお過ごしください。
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<開催概要>
【公演名】 藤田朋子&桑山哲也・福井ファーストコンサート
【出演者】 藤田朋子(ボーカル)、桑山哲也(アコーディオン)、大貫祐一郎(ピアノ)
【日 時】 2021年 8月27日(金) 17:00開場 18:30開演
【会 場】福井県立音楽堂 ハーモニーホールふくい
【入場料】 4,500円(全席指定)
※新型コロナウィルス感染予防対策として席数約80%に制限して実施いたします。
(開催時点の感染状況によって変動あり)
【主 催】 ジュエラ株式会社
【後 援】 福井新聞社、FBC、福井テレビ、FM福井
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<チケット取扱>
【ジュエラ株式会】 TEL 0120-968-594(am9:00〜pm17:30対応)