ゾンビさっちゃんのラブ全開!

もうすぐ70歳になる余命宣告を受けたがんサバイバー。 病室でブログを開設!

東京 松尾たいこさん個展に行きたい!

このブログのコメント欄にて、松尾さんとの交流を深めさせていただき、密かにネット上の松尾さんの追っかけと化している今。検索すると松尾さんの今がどんどこ出てくる。ここに絵の画像を掲載することはできんが、あたしが見たイメージでその素晴らしさを語ろうと思う。

皆さんも、検索して欲しい。

松尾たいこ 個展

ですぐに出てくるぞ。

松尾たいこ 常若 -TOKOWAKA-
9/18(土)〜26(日)  会場SPEAK FOR SPACE
東京都渋谷区猿楽町28-2 SPEAK FORビル 地下2F

NEWS | GALLERY SPEAK FOR|ギャラリー スピーク フォー

26日までじゃから、急がにゃおえんでよ。

松尾さんの絵は妥協がない。とことん計算して描く。

と思っておったんじゃが、、ネットで見られるだけじゃが展示されている絵をじっくり観察してみて、あたしが今まで考えてた描き方とは少し違っていることに気がついた。

今回の個展に展示してある絵たちは、計算を越えた何かを感じるんじゃ。

なんというか、、、無意識の美というか、手が勝手に動いて、知らず知らずのうちに出来上がっていた。。みたいな。

自然の神の力が宿ったというか。。

こういうと失礼にならないかと、すこうしドキドキじゃが、あたしみたいなど素人がまるで評論家みたいに語っているが、尊敬を持って書いておるけぇの。

もう少し言わせてちょ。

個展をするために、まずすることは「テーマ」を決定するところから始める。実はこれが一番大変で。テーマが定まっていないと、描く絵に芯が入らないし、大量の作品を描き続けることはできない。人気のイラストレーターであるから、依頼されたお仕事もしっかり請け負いつつ、自分で時間を作り、自分で締め切りを作り、タイトルやキャプションを考え、それをどの順序で展示していくかを構想し、現場で入れ替えながら、足りなければ補い、多ければ省き、これを一人でこなす松尾さんは本当に凄い人。

アクリル絵具に新しく日本画の顔料や箔、水彩色鉛筆なども取り入れた新技法も見どころです。

とある通り、常識を覆す新しい挑戦をされている。こういうところ、あたし大好き!

自分の殻をあえて打ち破っていく精神力。アーティストの意気込みというか、気迫というか。しかし、見る人に対し、

「いつもと違うっ!でもこの作風も好き!」

と思わせるには、松尾さんのカラーを失うことなく、根底に流れるタイコイズムを狂わせることなく表現しないと、ファンは離れていってしまう可能性もあるので、かなり緊張されたはず。

それでも挑んだ結果、素晴らしい絵の数々が出来上がって、この個展となった。

と、あたしは勝手に思っているんじゃ〜

もう、行った気になっとる( ´∀`)

皆さん。神宿る絵を、近くでよく見れば何かがわかるはず。ぜひ、行ってきて欲しい。

常若(とこわか)というタイトルにも現れておるが、日本の家屋や神社をみるとわかるんじゃ。その精神性ってやつが。

日本の家って木で出来ておるじゃろ。木は、風雨に晒されてやがて腐るんじゃ。残し方によっては強い。しかし、いずれ朽ちる。

世界の王たちは、偉大な建造物を遺している。それが世界遺産になっておる。ピラミッドも、タージマハルも、ケルン大聖堂なども、おそらく時の権力者の権威を見せるためのものじゃった。あ、中国の万里の長城もすごい。権力の象徴。

しかし、日本の王は、木造の小さな屋根の、いずれ朽ち果てるものを作った。では大切にしたものはなんであったか。それは、「人」じゃった。王は、民衆のことをこう呼んだ。

「大御宝(おおみたから)」

人が宝物だったということ。今でも、日本の王はその精神を忘れず、質素に国民のために祈り、生きておられる。反対に、世界の王は、建物。権力。金銀財宝。これが宝じゃった。だから何度も滅びている。日本は2000年以上も滅びずに残っている。世界の宝。

横道にそれた。

宝物とされた日本人は朽ち果てた神社をみてどう思うか。嘆き悲しむ。悲しんだ人々は、神社を建て替えようと奮起する。皆の力を結集して、神社を美しく、生まれ変わらせていく。それが、伊勢の式年遷宮になっていくわけじゃな。常に若い状態を保つために。

それを見習った全国の神社が、自分たちの村の神社は自分たちで守ろうと、皆で大切に大切に、自然の中にある神社を自然ごと全部大切に守ってきた。

松尾さん。常若というテーマは、お見事です。よくぞここに辿り着いたと、心から尊敬いたします!

人を大切にした王と、その気持ちを受けて王を祀り、神を祀る神社を、何千年と守り続けてきた日本の人々が、DNAに刻み込まれている精神。それが、この松尾さんの個展の絵には表現されておる。



花も、鳥も、風も、月も。

その美しさを堪能して、明日の活力に変え、日本人に生まれたことへの誇りを感じていただきたい。

あー。。あたしも行きたいな。。

www.taikomatsuo.com

 

〜ゾンビより愛を込めて〜



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