ゾンビさっちゃんのラブ全開!

もうすぐ70歳になる余命宣告を受けたがんサバイバー。 病室でブログを開設!

一途論20 〜 Revolution 〜  

まさに今、革命(Revolution)を起こす時が来ている!

この社会。家族の在り方。個人の生き方。世界が混沌としているからこそ炙り出てくる矛盾や理不尽。これを新しい見地で感じ、寄り添っていかねば答えは導き出されることはない。

例えば、男女共同参画と言いながらも、男と女で分けることが不可能な現代。今こそ多様性を認めなければならない!と選挙カーで叫んでいる候補者はその矛盾に気づいているのじゃろうか。。市井の人々はますます混乱していくし、理解も追いつかない。不満も一層溜まっていく。


世界は、男と女でできているのではない。

世界は、愛でできているのである。


革命とは、その愛をベースにして、今まで溜まっていった澱を、一気に流し、攪拌し、美しく沈澱させるためのものだと思うんじゃ。

沈殿されたものを静かにすくって、それを粘土として捏ね、成形し、焼けば、新しい形の使えるモノに変化する。

そのきっかけを、一途は作っている。このバンドの面白いところは、問題提起をしながら、その人間愛で、解決に導く人々の心を鼓舞し、当事者たちの心を癒し、未来のいずれ苦しむであろう子どもたちのわだかまりを、未然に小さくしているんじゃ。それは全ての楽曲に共通している。

あたしが一途論を書き切ろうとしている理由は、それに気づいてしまったからなんじゃな。気づいたら、気づいた人が、真面目に人に伝えなくてはならない。自分で独占して持ち続けたり、誰にも伝えずに死んでしまったら、人類の損失になる。ああ、もったいない。

元来のあたしの性格で言えば、人前に出てパフォーマンスするような人間ではない。むしろ隠れてほそぼそと生きていたい人種じゃ。なのになぜ。

それも「気づいたから」に他ならぬ。

何に気づいたか。

あたしの「役割」じゃ。

人は皆、自分の役割を探し続けておるはずで、ただのほほんと生きておる人間は一人もおらん。無意識のうちに、自分は何に役に立つのか、、を探しておるんじゃ。

でも、それがなかなか見つからないから苦労している。苦労している自分が好きじゃから永遠に探し続ける人もおる。それでもいい。目的があるだけ幸せじゃよ。

自分が生まれてきた理由。なぜ自分がこの世にいるのか。どんな役割があってここにいるのか。何度も答えを探そうとして、答えが見つからず悩む。

人と違う自分を認められず、命まで絶つ子どももいる。


死なんでええんよ。

人と違うからあんたは生まれてきとるんじゃよ。


その、人と違うところが最大のヒントになっていることに気づいたあたし。

そこが、「誰にもできない役割」になり得るということじゃ。

あなたの中にある、他の誰とも違うところ。

それを大事に育てるといい。

それが本当の英才教育じゃ。

我が子の、普通と違うところを認めて育ててやんなされ。

それがいずれはその子の心を救うことになる。

そしてそれが、この世界を救うことになる。

まず最初にRevolutionすべきは、自分の中の偏見ということじゃのう。

子どもはこうあるべきだとか、人はこうあるべきだ。だから自分もこうあらねばならないと、思い込むこと自体がナンセンス。


普通と違うことがいい。

そこを心の芯に入れておけば、迷わない。

人生も、役割が決まってしまえば、迷わない。


あれこれ悩むことをやめて、自分の頭で集中して考えることができれば、迷わない。

自分はもう迷わないのだ、と決めた時点で、もう迷わない。

自分に革命を起こせば、人生が大きく変わることをあたしは伝えたいんじゃよ。

自分が何者かが見えてくるぞ。

迷いが晴れて、動き出せるぞ。

人を変えようなんて恐ろしいことはやめて、自らをチューンナップじゃ。

どんなに不思議な人が目の前にいても、それは全て、愛でできている。自分に世界を教えてくれる先生じゃ。その人がもつ魅力全てが尊敬できるようになる。

受け止めて、しみじみ愛して、抱きしめる。

この歌を聴くと、それができるようになるぞ。

【Revolution】
作詞・作曲・編曲:一途


お店屋さんごっこで女の子の役
お姉ちゃんの服が嬉しかった
ドレスを着たお姫様の童話が大好き
でも誰にも言えない 私の秘密


口下手で運動ニガテ
隠した女の子への憧れ
「いけないこと」「おかしいこと」
通知表には「男らしくすること」


体つき 変わる思春期
足にすね毛なんて狂わせる気?
自分の体が怖い 見たくない
周りの女子の笑顔が眩しい 悔しい


あなたは笑いますか?
からかいますか?
こんな私は気持ち悪いですか?


どう生きればいいの?
顔では笑って心では泣いて


どう生きればいいの?
真実 押さえ込む苦しみ
本当は私 女の子なの


「ストレートに自分を出せ」
大学の友からの本気の言葉
心の鎧 外れれば
灰色だった日常がカラフルに


職場でのカミングアウト
女性として生きていくこと
たくさんの友達が応援
私らしさを認めてくれて ありがとう


誰にでも我慢できないことがある
そこに挑戦すべき時がある

Revolution!
たった一言が今の現実を変える
Revolution!
ない道は作ろう 少しずつ少しずつ
せっかく生まれてきたんだもん

Revolution!
たった一歩が今の人生を変える
Revolution!
自分にもう嘘は二度とつかない
みんなと笑顔でいるために


同じ悩みのキミに伝えたい
わかってくれる人は必ずいる


誰もが人生は自分で切り開くもの
たった一人のあなたに誇りを持って

 

ちなみに、一途のこの楽曲ができた頃はまだLGBTの言葉が日本でようやく出始めた頃。海外ではすでに当たり前の文化として受け入れられているのに、日本ではおっかなびっくりの当たり障りなくな時代じゃった。

偏見で生きづらく、差別を受けて死に至る方も増加し、自殺率世界一の日本がようやく重い腰を上げ始めた、その頃の曲。

しかし、いまだに。

この問題に前向きにならざるを得ないムーブメントが起きているにもかかわらず、この日本はまだまだゆっくりペースなのが歯がゆいのう。

しかも今はL・G・B・Tだけでなく、Q・Xもあって、さらに、Aロマンティック、Aセクシュアル、パンセクシュアルと、LGBTでは括れない性のあり方が、グラデーションのように理解されつつある。

さらにもう一つ。実は、LGBTに代わって、SOGIという言葉で表現されることもあるのをご存知であろうか。おそらくこれから新聞にもちょくちょく出てくるじゃろうから、チェックしておくと良いぞ。


いずれにしても、この世の中に溢れる寂しい事象はなくなることはないじゃろう。しかし、気づいた時、気づいた人が誰かに伝えていくことは草の根で進めていかねばならんと思う。

「ああ、私の役割ってこれなんだ。」

と気づいたあなた。

意気揚々と動きだせい。

そうすりゃ自然に人は集まる。

応援者が放ってはおかんぞ。

笑顔で、前に進めばええ。


革命は、あなたから始めてみやせんか?

あなたがあなたであることに、誇りを持って。


〜ゾンビより一途な愛を込めて〜