大切な人のこと
姪っ子ハルが、血相を変えて病室に入ってきたのがお昼過ぎ。我が家に届いたと言って。 「これ、さっちゃんにやけ。んっ」 と言って差し出したのは一通の手紙じゃった。 私宛なのに、住所はハルの自宅ってなんでじゃろう。 なぜこんな面倒なことを、、誰から…
前回の続きじゃな。涙は強い味方になるというお話を書いていて思い出したことがある。 涙はもしかすると、一言では言い表せないすごい力を持っているんかもしれん。オットの手帳にそんなことが書いてあったことを思い出して今、探しているところじゃ。そうい…
この人生、後悔していることだらけじゃよ。いまだに思い出しては地団駄を踏む。眠れなくなる。涙が出る。こんなところに、すましてチーンと収まってしまっているが、本当は今すぐここを飛び出して、謝りてぇ人んところへ行って、手をついてごめんなせぃを言…
油断したぜ!!龍馬伝見ているうちにブログをジャックされておったなんて、全く気づかなかった。。それにしてもな、愛されるって、、ええもんじゃなあ。心がくすぐったくて、あったこうて、とろけてしまう。まるで、カップアイスの周りを手で持ってると、中…
四つ葉のクローバーを見て涙したのは二回目じゃ。一回目は、娘が6歳のときじゃった。恥ずかしそうに「お母さん。プレゼント」と言って、しおれた四つ葉のクローバーを手渡してくれた。あたしはそれを一瞬、四つ葉だとは思わず、どこかで拾ってきた葉っぱか何…
オットの手帳は、とにかく凄いのだ。喉の病気があったのと、もともとは喋るのが苦手で、声もずっと裏声のように掠れていたので、コンプレックスが激しかったのと、あと、私にノート2冊分のラブレターを書くくらいだから、相当書くことが好きだったんじゃな…
あたしには協力者がいる。 これまたひょんなご縁で出逢った方で、福井の女性社長。私は彼女のことを勝手にみーちゃんと呼んでいる。(実は漢字は違うが、私の娘と同じ読みの名前じゃった!)最初はオットとやりとりをしていて、あたしはたま〜に顔を出す程度…
今、入院中に羽織っているカーディガンがある。オットが、旅先の温泉旅館で買ってくれたものだ。手触りの良い、レーヨンとナイロンでできた、超安いやつ。明るい茶色で、ところどころ小さい穴が開き始めているが、逝く日までは使い続ける所存♪ モノには思い…
今日は、あたしが心の支えとしてるお掃除屋さんいっちゃん(いつこさん)をご紹介♪いっちゃんは、自分のことを「掃除屋」って言うんよ。彼女の手際の良さと、人に対する言葉遣いは荒っぽいけどなぜか最高に気持ちええんじゃ。35年間、ずっと掃除をし続けてき…
あたしが動物を飼ったのは、中学1年生の不良時代。父が拾ってきた茶色のシバ系雑種2匹。あたしはその日、無性に暑くて、窓を開けて風を感じようと顔を外に出していた。すると、父が歩いて帰宅してくるのが見えた。二度見したわさすがに。父の後ろを転がるよ…
読者になっていただいた夏樹さんにコメントをいただいて、改めて感謝したんじゃ。あたしは毎日誰かに頼らなければ生きていけない。昔看護師をしていたからといって、勝手に点滴をつけたり外したりもできんし、ご飯も手元に持ってきていただかないと食べられ…
頑張らないことが、体に良い。できないことは、しなくていい。無理をしなければ、人生楽しい。と思える人は、それでいいと思う。頑張りたくても体が動かない人もいる。しようと思っても心が動かない人もいる。無理をし過ぎて全てを終わらせる人もいる。今い…
娘に先立たれ、オットにも昨年、今生の別れをして、あたしは転移性のガンになって歩けなくなり、あと半年、あと3ヶ月、いや、あと2週間!みたいな余命宣告のたらい回しを享受しつつ、病室で生活。長くて、しんどくて、面白い。 あたしがゾンビさっちゃんと…
あたしは、バツイチで、連れ子がいて、毎日忙しすぎて、女性としてのタシナミを全て無視して生きていたの。離婚した直後なんて、自分の存在すら認められないくらい。自分を責めて、去っていった元旦那を責めて、気を使って優しくて可愛くて何も悪くない娘を…
あたしはいわゆる、今で言うヤンキー(今でも言うんかの?)で、不良で、不純な人間じゃった。 長野の田舎町で、とにかく目立った存在じゃった。 当時それでも、手に職をつけることが女子にとっちゃ重要事項やったけん、友達と一緒に看護の道に進んだ。 学べ…