ゾンビさっちゃんのラブ全開!

もうすぐ70歳になる余命宣告を受けたがんサバイバー。 病室でブログを開設!

一途論 7 〜 咲き始めた花 〜

一途は、学校でのライブ活動を中心に据えている。

この決断に、肝が据わっているなとあたしは思う。

本来ならば、CDを販売して、有名になって、お金儲けをして、いわゆるメジャーで活動することができれば、もっといい機材を買えるし使えるし、自分たちで重い搬入をしなくても済むだろうし、有名になりさえすれば物販で儲けることもおおいに考えられる。

しかし、それをしない。

できないのではない。しない。

では、しないのはなぜなのか。

答えは簡単じゃ。

子どもたちは社会の宝じゃ。宝から金は取れん。それだけじゃ(おそらく)。

この日本は、教育に関してはまだまだ遅れとる。フィンランドの教育の発達に関してのニュースをみると、先進国なのになぜ日本は子どもたちファーストにできないのかが不思議でならない。

国ができないことは、まず民間が率先してやるべし。

と一途は考えているのではないだろうか。

一般社団法人にした理由も、それなら頷ける。一般社団法人は、営利を目的としてはならない、と言われている。 ただここでいう、「営利を目的としてはいけない」の意味は、法人が、モノを販売したりサービスの提供をしたことによって生み出した儲け=利益を、

「出資者に配ってはいけない」ということじゃ。

つまり、一般社団法人をお金を出して作った出資者の一途の3人には、お金は配れない仕組みになっている。

がしかし、一般社団法人内で、一途以外の人々が活動して利益を出した場合は、それは儲けとして配当していいということになる。法律でそうなっておる。

一途の3人は自分たちはお金を貰わず、遠慮なく、堂々と、子どもたちに清廉な気持ちでお話ができるし、儲けが出れば、その活動に協力してもらった人々に配当を渡せる仕組みということなんじゃ。

さらに言えば、もしかすると子どもたちの中から、一途の楽曲に感動し、それを歌い継いでいきたい!というグループが生まれるかもしれん。

その場合、子どもたちで作ったミニ一途ライブで得た収益は、その子どもたちでシェアできる仕組みに落とし込めるということになる。

つまり三人は、一途以外の誰かが、一途の仕組みを使って儲け、そのお金を社会に還元していくことを夢見て、一般社団法人のシステムを使っていると思うわけじゃ。

株式会社ではないというところに、3人の奥ゆかしさを感じる。

3人はそれぞれに仕事を持っている。中でもどんちゃんは複数の会社を束ねる社長であり、収入のベースを確保していることも大きいはず。自分が儲けている範囲内でのライブ活動は、いわゆる社会貢献の域と思って活動しているんじゃな。

これで13年間も続けているとなると、驚異的じゃ。

冒頭の記事にも書いたが、五千円の出演料で3人から5人の人間が動いて、まず倉庫から機材を車に積み込み、現場まで車で移動し、全員で機材搬入して、リハーサルし、公演し、終わったら機材搬出して、移動し、倉庫に機材を保管して、一日がかりの仕事じゃ。

それぞれの仕事は、その日はできん。子どもたちのために時間と労力を使う。

いただいた収入はガソリン代で終わりじゃ。

それでも続けられる理由はなんじゃ?

あたしは、一途のホームページをくまなく読み込んだ。そしてここに行き着いた。

これじゃ。一途ブログ。

 

一途の活動の記録ともいえる、ブログじゃの。公演の後に公開される写真付きのプログ。 子どもたちが読みやすいような文章で綴られておる。この文章を書いているのはおそらく、みっこちゃん。

文章に無駄がないのと、演者にしかわからない子どもたちの表情がわかる表現が多数ある。

中に、お母さんが泣いている写真がある。なぜ泣いているのか。 人は涙するとき、心にズドンと響いて、魂が震えて、自然に涙が出てくる。

その後のお母さん。子どもたちの気持ちは、感想を読むとよく分かる。

一途を体感しての感想

 

圧巻じゃ。

子どもたちや、先生、親、おじいちゃんおばあちゃん。

ここに抜粋されて掲載されている生の声。 歌のパワーを感じられる感想の集大成。全部読むのにあたしは1週間ほどかかってしまった。すごいことじゃよ。

つまり一途は、この感想、体感してくれた人々に支えられてこの活動を続けているんじゃと確信した。

どんなに大変でも、どんなに観客が少なくても、どんなに遠くても、どんなにそれがしんどくても、機材を持って現場に行く。

それに応える先生、親、子どもたち。嬉しいコミュニケーション。これはやめたらあかん。と一途も思うはず。

もしお時間のあるかた、愛の感想たちを読んでみてほしい。一途の凄みがよく分かる。

中でも、ダントツで「涙が出た」と書いてある曲がある。

それは、この曲じゃ。まず聴いてみて欲しい。動画付きじゃよ

柔らかいタッチで描いてあるので、命に関わる大事件なのに、希望がある。

www.youtube.com

音源のダウンロードはこちら♪

【咲き始めた花】

もし、あなたのお子さんが、

旅先で突然倒れ、

命が危ぶまれる病気にかかってしまったとしたら

あなたは何を思い、どう行動しますか?

これは、本当にあった、親子の物語です


きみは咲き始めた花

きみは咲き始めた花

きみは今 咲き始めた

かけがえのない花


長い髪揺らし跳ね回るきみ 

可愛い笑い声で場を和ませる

夢は歌って踊れるアクトレス

ワガママだけど弟想い

旅先のシンガポールで倒れ

肝臓移植でしか助からない?

乱れ迷い戸惑う心

そんなそんなそんなこの子がなぜ!? 

誰か助けて神さま助けて 

私の娘をどうか救ってください

いや違う

君が消えてしまうなんて許さない

どんな苦難が伴おうとも 愛する君を守り抜くんだ

きみは咲き始めた花
きみは咲き始めた花
きみは今 咲き始めた
かけがえのない花

 

脳内出血覚悟のフライト 

移植手術のできる病院へ

麻酔で強制的に眠らされる中 

奇跡的に見つかったドナーさん


毎日が目隠しの綱渡り 

お医者さまの力とみんなの祈り 

受け入れた君は回復した


長い長い長い入院は終わり 

家族の笑顔もやっと戻り 

強い絆を結んだ気がする

普通の日常がただ嬉しい 


歩く 振り向く 起き上がる 学校へ行く

ささいなことでもありがたい 

愛する君は輝いている

きみは咲き始めた花
きみは咲き始めた花
きみは今 咲き始めた
かけがえのない花

きみは咲き始めた花
きみは咲き始めた花
きみは今 咲き始めた
かけがえのない花

きみは咲き始めた花(聡明に純粋に夢を彩れ)
きみは咲き始めた花(傷は愛と叡智のサイン)
きみは今 咲き始めた(きみの笑顔が奇跡を起こす)

かけがえのない花

かけがえのない花  
   
かけがえのない花  

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これはもう、あまり語らなくても分かると思う。 歌詞にストレートに書いてある。命が終わりそうになった娘さんを、ご両親が命をかけて救い出し、かけがえのない花を返り咲かせた物語。

肝臓移植という手術は、誰もができるものではない。
ドナーも、手術する先生も、支える家族も、その娘さんの体力も、適合性も、その後のお薬の種類も、それを飲ませるタイミングも、おそらく退院したあとの不調もあっただろうし、それを管理することもなかなか大変だったじゃろう。

これら全て、ベストのタイミングで動いたことで起きた奇跡ということになる。

命をいただいた娘さんは、きっとそれに感謝して今を生きていらっしゃるはず。

大切な花を枯らすことなく守り抜いた親御さんも、娘さんの笑顔を見るたびに、心から幸せを感じていることじゃろう。

我が娘が明日死んでしまうかもしれない。なんて、思わないし思いたくない。しかし、明日何が起きるかはわからん。

じゃから、毎日の触れ合い、言葉がけ、HUG、褒め褒め、感謝の言葉、謝罪の言葉、出来る限りの表現でええから、行動に移していかねばならんと思う。

今が当たり前じゃと思い込んだらあかん。

当たり前なんぞ、ない。

今、こうして生きていられることこそが、奇跡じゃ。

皆様。毎日を、生きておくれ。

笑顔で、幸せに。

どうせ思い込むなら、どんな環境にいたとしても、自分がどんな苦しい立場にいたとしても、自分を雑草だと思っていたとしても、あなたの生命力は、必ず花を咲かせる。

咲き始めた花は、咲く準備ができている状態じゃ。

自らを咲き始めた花として思い、そこに水をやり、心を添わせて、愛しておやりなさい。

あなたの花は、他のどの花とも違う花でいい。

いつか咲かせて、良い香りを漂わせ、周りをも笑顔にしてしまいませう。

〜ゾンビより、一途な愛を込めて〜

 

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