ゾンビさっちゃんのラブ全開!

もうすぐ70歳になる余命宣告を受けたがんサバイバー。 病室でブログを開設!

【感謝】手作りプレゼントの効能

先日、手編みのベストとお手紙をいただいたんじゃ〜

これはしっかりお礼をせねばなるまい。と思い、体調が戻ってきた今がチャンスとばかり、書き綴る。いつも通り、長いけぇじっくり時間のあるときに読んでくだせえの〜



誕生日より早く届いたそのベストは、あたしの少々落ち込んでいた気持ちを一気に温もらせた。温泉に行かんでも、温泉に浸かれる気分じゃ〜。



その方は、あたしのブログを毎日楽しみに読んでくださっていて、癌で苦しんでいるあたしへの応援の気持ちで、ひとあみひとあみ編んでくださった。

手間隙をかけて、優しい気持ちを目一杯充填させてくれたこのベストを、抱きしめて持っているだけでも力が湧いてくる。丹田が暖まってくる。ナアスに着せてもらい、しばらく目を閉じてみる。

わかる。これを編んでくださった方の心が見える。

お手紙の文字を読むとその方のお人柄も見えてくる。

素直で、自らの運命に逆らわず認めつつ、問題が起きた時には冷静になれるし、自分の意見もしっかり言える方(もちろん想像)

であるにもかかわらず、普段は温厚で笑顔。でも、何かことが起きたら自分の身を捨ててでも大切なものを守り切る覚悟を持った強い方ということ(これも想像)

おそらく、編み物を趣味にできたのはお金の苦労をされたからなのかも。着る服がないなら、作ればいい。食べるものがなければ、いただけばいい。いただいたお返しをするためには、何かしら人が喜ぶことをしなければならない。私は編むことができる。そう思われたのかも知れない。



編み物がお礼になるかどうかはわからないが、それをすることによって自分を許せたし、苦しい状況を少なからず癒すことができた。少しずつ編み上がっていくのを楽しみながら、これを子どもに着せたら喜ぶかしら。これをご近所さんにあげたら喜ぶかしら。と考えながら編むことで、現状の苦しみを和らげたのではないかしら。

雪国の冬を越すためにも、毛糸の手編みは生活を守ってくれたし、何よりもらった人の笑顔をほころばせることができたんだと思う。

そう。人が喜ぶことをすることが、この方にとっての最重要課題なのかもしれない。とまたまた勝手に想像。



もしかして、、、はるか遠くから、見知らぬ土地へ嫁いで来た方かもしれない。苦労はいかばかりだったか。本当はそんなに器用ではないし、料理も実をいうとそんなに上手ではなかったのかもしれない。(失礼なことを言って申し訳ありません。感じながら書いております。完全なる想像です)



なぜそう思えるのか。その方のお手紙の文字の中に、籠っている真面目さと、思いやりの深さと、品の良さと、周りの人への心遣い。これらがにじみ出ているから。そして、文章の並べ方をみると順番通りにやることを苦手とする傾向があって、、実はそこがとても可愛らしい。そこが愛されて、でもそこを克服しようと努力してこられた方なのだと思うんじゃの。(全然違っていたりして。。)



編み物は、決められた順番を繰り返していくことで出来上がっていくもの。コツコツと仕上げていくことで出来上がりが目に見えてきて、あめば編むほどに楽しませてくれる。そしてそれは、出来上がっても無くならない。誰かの手元で存在し続け、使い続けられる。特に、冬の寒さをしのいでくれる頼もしい存在になってくれる。作った人の愛がたっぷり入っているからそれもプラスされて、温かいことこの上ない。体温が上がれば、免疫力も上がる。さらに、愛されていることを感じられるから、心の免疫力も上がる。いいことづくめ。

順番通りに、間違いなく進めていくことで、素敵なものができる経験が、やがて苦手だった料理にも反映していく。今やおそらく、誰もが認めるお料理上手のこの方。積み重ねてきた経験と、誰かが喜ぶ顔を見ながら、自己研鑽を重ねてきたのだと思う。



勝手な想像ばかりを書いてしまっているが、許してくだされよ。



あたしは、動けない状態にいて、こういった嬉しいプレゼントをいただくだけでも大事件で、しかも手紙までついてくるとなると、自由奔放な頭脳が動き出して止まらんようになるんじゃよ。



しかし、これだけは確実にわかる。



この方の周りには、愛深き人々がたくさん居る。



編み物をしても大丈夫な環境がある。



それを見守ってくれる人が居る。



その思いを届けてくれる人が居る。



笑顔を発すれば、笑顔を返してくれる人が周りにいるからこそ、こうやって愛のお裾分けをすることができる。


なんと素敵なことじゃろうか。

見習わにゃあおえんでよ。

あたしも、ますます精進して、今日はひとまずナアスたちを笑かしたろ。



笑顔は連鎖する。



このベストの編み目のように、温かい鎖のように繋がって、がっちり一つの幸せに変化する。



あたしの自慢(手編みのベスト)が増えたぞよ。さあ、ナアスたちよ。これを読んだらあたしのほっこり顔を見にきんせ〜( ^∀^)


〜ゾンビより愛を込めて〜

 
 

藤田朋子さんにご出演いただいた音声ドラマ「また会えたときに」

↓の再生ボタンより視聴可能ですので、ぜひお聞きください。

soundcloud.com

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