ゾンビさっちゃんのラブ全開!

もうすぐ70歳になる余命宣告を受けたがんサバイバー。 病室でブログを開設!

教育講演会「母の愛」1 オープニングトーク

体調というものは良くなったり悪くなったり。今回は、また息が苦しくなった。こんな状況で思うのは、

「まだあかんまだあかんまだあかん」

連続唱和じゃ。

続けてやっていることを放り出してあの世に行くのは、でぇれぇ気持ちが悪い。これで死んだら、神にも仏にもあの世で厳しめクレームを出させてもらうつもりで、耐えた。ナアスもドクターも慣れたもんで、あたしがちゃっかり復活することを信じて疑わない笑顔で処置。

「おいおい。そんな呑気な顔でどうする!もっと重大事項として扱わんかい!」

と心の中で叫ぶものの、私の気道を確保するために、冷静沈着に挿管し、あたしの頭を2度撫でた。

「よくできました。」的な、いいこいいこじゃ。

不思議なもんで、肺にきっちり酸素が入ってくると、人間の気持ちも優しくなる。

さっきまで、口汚かった自分の心から、感謝の言葉が生まれてくる。

手早くて完璧な術にして、愛情いっぱいの技。

ああ、あたしはここで、この部屋で、このプロフェッショナル達に、何度救われたであろうか。

これでまた書ける。これで約束が守れる。これでのぶさんにたっぷり褒めてもらえる。

ありがとう。ありがとう。ありがとう。


本当は、ちょっと気持ちが落ちていたんじゃよ。

あたしの心は弱い。強そうに見えるけど、本当は、何かに当たったらすぐに潰れるくらい弱くて小さい。

実は、私がやろうとしていることは、大きな大きなお節介で、本当は誰もそれを必要としていないのかもしれない。

 

むしろ、迷惑に思っているのかもしれない。あたしがこうやってブログで記事を書いていることによって、逆に苦しむ人がいるのであれば続けてはいけないこっちゃ。これを続けていいのか?本当はもう去った方が良いのか?

と自問自答で苦しんでおった。

そしたら、不思議。体も一緒に落ちていった。心が落ちると、体も落ちる。

そんな中、福井のみぃちゃんが、ゾンラブジャックをしてくれた。

彼女のサポートによって、また蘇った今じゃ。

あたしの気力はもう、感謝でできている。それ以外にない。

まだ見える目。まだ動く指。まだ働く脳。まだ途切れない物語。

綴り続けるぞ。(毎日更新は難しいかもしれんがw)


さて、くまさんのルーツを探る旅の序章とも言える部分を今日はお伝えしよう。

本邦初公開じゃ。

くまさんが、教育講演会で、いったい何を喋っているのかを、ここで抜粋して文章化していく。例によって、オットのマル秘データのまとめからで、さらにあたしが読みやすく記事化しているぞ。

会場の雰囲気もいい感じなので、それもお伝えしようと思う。皆様、想像しながらお楽しみください。

あらかじめお伝えしておくと、講演は、生で聞いた方が断然ええぞよ。間に挟む歌は、会場が涙に包まれる。一度それを味わうと、後戻りはでけん。

(講演依頼はくまさんマネージメントをしている会社に直接どうぞ♪)

人形劇の公演依頼 | 「くまさん本舗」

 

オープニングトーク

本日はお招きいただき、ありがとうございます!
驚きました。感動しました。

今日会場に入った途端、立川(仮名)さんが僕に向かって笑顔で走ってきてくださって、ねえ!すごい勢いで

(立川さんを見ながら)

ね。あの美しい走り、流れるようなフォームに感動しました。陸上部だったんでしょう。

(「いえ、水泳部です(照)」会場小笑い)

なるほど確かに、腕は確かに水泳部でしたね!

「くまさ〜〜〜〜んといいながら両手を犬かきで(笑)」

(会場大笑い)

(真面目な顔になり)立川さんが僕を呼んでくださり、こんなにもたくさんのお仲間、お友達を呼んでくださり、心からお礼を申し上げます。立川さん、改めましてありがとうございます。(一礼)

そして足元の悪い中、昼ドラの続き見たいのに駆けつけてくださったお母さん方

(会場小笑い。どこからか「ビデオ撮ってあるけん!」と声が届く)

(・・・くまさん少し沈黙して、)

さすがです。言いなおします、昼ドラを録画予約までして、こちらに駆けつけてくださった皆様。(会場笑)本当にありがとうございます。(会場拍手)

今回のテーマは、「母の愛」。母の愛。。。って。。

こんなに広くてでっかいテーマは未だかつてない!これもびっくりの一つです(笑)

これって、正解があるのかないのか。判断が難しいんですね。例えば、

自転車練習しているお子さんを眺めているお母さんがいたとします。 お子さんが小石を踏んで、自転車が倒れました。お母さんならどうしますか?

( 一人を指差して)

「いかがでしょう。お母さんなら?」

「私だったら、怪我をしていないかを確認するために走って駆け寄ります。」

はい。そうですよね。

では、あなたはどうですか?

(別のお母さんに促す)

「えっと。。。私は、、冷たいかもしれませんが、そのまま見守って、怪我がなさそうなら自分で自転車を起こして走り出すまで待ちます。」

はい。そうですよね。はい。どちらも、正解です。

お子さんの年齢によっても差が出る答えではありますが、走って駆け寄ることによって、母親の愛が発動され、子どもの心はパニックにならずに起き上がれるでしょう。

そして、遠くから見守る事によって、自分は信頼されているんだと子どもは認識して、やる気が増すでしょう。

どちらも母親の愛です。成長させるためにこれも大事です。

つまり、子どもの成長段階や、その子の性格や考え方、家庭の方針や、お母さんの教育目標など、それぞれで違う答えや選択が生まれてくるのです。

ね。悩ましいでしょ。

講演する方も悩ましいんです(笑)

でも、ご安心ください。今回、僕にとって一番身近で、一番わかりやすい実践例を持って参りました。

写真をご覧ください。

くまさん幼少期の写真です

こちら。昭和50年。妹が生まれた年です。赤ちゃんが妹ですね。そしてこのちっこいやんちゃな顔をしているのが、弟です。そしてタレ眉のおぼっちゃまが僕です。

そしてこのべっぴんさんが、母です。

今日は、僕たち兄妹の、母の子育てを眺めながら、母の愛になんとか迫っていきたいと思いますので、最後までどうか、お聞きいただけると幸いです。

講演を聞いていただくときのルールとしましては、疑問が出た時すぐ質問していただきたいのです。後からの質問はやめて下さいね。その場で、すぐに手をあげてご質問ください。遠慮なくどうぞ。

録画も写真も大丈夫です。お家に帰って、ご家族でシェアしていただいても構いません。その動画を、お友達に送ってあげても大丈夫です。

話を聞いていて、眠くなっちゃった方は遠慮なく眠ってください。ビデオに録画しておけば、もしくは音声だけを録音しておけば後から聞けます。子育てに疲れた体を、せめて、この会場の、いい感じの椅子の上で休めてください。ただし!いびきはだめよ(会場小笑い)

では次の写真がこちらです。

母の日記

母の日記の1ページです。僕が生まれた日から妹が生まれる前月まで。5年間、子育て日記をつけてくれていました。これがその束です。

(演台の日記に手を置く仕草)

これを読んだのが中学生に入ってからでした。さあこれから反抗すっぞー!という時期に読んじゃったモンだから、強く反抗する気がなくなってしまうという恐ろしい束でした。

貧乏の辛さの中、母は明るく、楽しげに、前向きに、でも時折涙しながら、僕の成長を喜びながら、母自身が成長していく過程を全て文字に起こしていてくれたのです。

これを読んだ時、中学生の時、母の強さと温もりに感極まりました。

そして決めたんです。

「僕、お母さんになろう」って

(ざわめく会場)

(会場の雰囲気を堪能して)「もう一度言いますね。僕、お母さんになろう!って中学生の時に思いました。本気でした。お母さんってすごい!

14年間生きてきて、母に対して感謝をすることなどありませんでした。恥ずかしながら、愛される事が当たり前でしたし、ご飯は作ってもらえるし、服も与えてもらって洗濯までしてもらえる。それが当然であるとしか思ってこなかった事に愕然としたんです。

声が出ました。

「おえーーーー。なんやってーーーー。もおーーーーー。ほんなもん知らんかったげーーーー。」

と。これ福井弁です。つまり、憤ってるって事です。

(会場小笑)

お母さんってすげえなって心から思って、僕は母を人としての目標にしようと決めました。

 

そう言ってくまさんは、お母さんの尊敬ポイントを挙げていく。お母さんになろう、とは、母の生き様に感動し、それに倣って、自分の弱さや足りなさを克服し、子どもを全力で愛することができる人になろう。ということじゃった。母へのありがとうメッセージを読み上げるくまさん。

その時点で啜り泣く声が会場に響き渡る。

大人になった我が子が、こうやって母への尊敬を語る未来を想像して泣けてくる。そのためにも、今、子育てをしっかり継続しなくてはならない。子育てのヒントをたくさんもらって帰れるかもしれない、という安堵感もあって涙が出てくる。

その期待がここで高まることになる。その期待の高まりに添えるようにくまさんは歌を唄った。


つづく

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