ゾンビさっちゃんのラブ全開!

もうすぐ70歳になる余命宣告を受けたがんサバイバー。 病室でブログを開設!

のぶさんからのビジネス講座 「朝礼、昼礼のススメ」

昨日に続きまして、福井のみぃちゃんがお届けいたします。

昨日から、さっちゃんのご主人のぶさんからいただいたメールを読み返しては、思い出して、感動して、再確認して、涙して、、、を繰り返しております。

さっちゃんの書く文章は、読者の皆様ご存知のとおり、リズミカルで楽しくて、わかりやすくて、愛情深い、読みやすくて素敵な文章です。
本当に、こんな風にスラスラと文章を作り上げられる才能が羨ましいと、毎回読みながら感心させられています。

ご主人ののぶさんもまた、素敵な文章を書かれるかたでした。

いただくメールは、どんなに長文であっても、理論整然としていて起承転結の構成も完璧で、流れるような展開は、短編小説を読んでいるような感覚になったものです。

内容の的確さに加え、私や登場人物にも配慮を欠かさない心配りも完璧でした。

おそらく、送信される前には何度も吟味され、読み返されてから、私に送ってくれていたんだと思います。

今読み返しても、初見のときの感動が鮮やかに思い出されます。

それに比べ、その返信メールの私の文書の拙さよ、、、^^;;

それはさておき、

ある日のメールに、小さいながらも会社組織つくりに行き詰る私にむけた、素晴らしいアドバイスがありました。

とてもよいお話なので、ぜひ皆様にもご紹介させてください。
メールの一部を抜粋させていただきます。


人を育てることは、この世で一番難しいことだと思います。

 

社長は、それをしなくてはならない人です。

 

人は、清濁併せ持つことができる才能を持っている。ということを知らない社長さんは、10年持ちません。5年以内で消えて行ってしまいます。なぜなら、人のダメなところばかりが目についてしまい、いいところを褒めることができないからです。

 

いいところも、悪いところも、両方持っているのが人間です。自分自身を見ればそれがわかります。自分の悪いところばかりが目にいってしまい、自分を認めることをおろそかにしている人は、他人を認める力が薄くなります。興味すら無くなります。

 

そうなると、社員が今何を考え、何を望んで、なぜ会社にきて仕事をしてくれているかもわからなくなります。密かに努力していることも、社長は気づいてあげなければなりません。

 

いつも見てくれているんだ。

 

という意識が社員に芽生えれば、会社は沈みません。

 

社員は、社長に認められたいのです。

 

上辺だけではなく、中身を見てあげることです。

 

例えば、時折、飲み会に連れて行ってあげたり、誕生会を開いてあげたり、というイベント的に全員に喜んでもらうこともいいのですが、それでは本当の気持ちはわかりません。

それで社員が喜んでいると思ったら大間違いです。お金を使って喜ばせることは、逆効果になる場合もあります。しかもそれが当然、となっていくと、社員の心に驕りが生まれます。仕事もつまらなくなっていくのです。

 

では、どうすればいいのか。劇的に変わる方法があります。

 

ここからは、ただの聞きかじりです。しかし、今まで勉強してきたことを使う場所もなかったので、ここで少し使わせていただけることがありがたく思います。

 

とある有名塾のトップの方が、講演で、ある人の例を挙げてわかりやすく説明されていた通り申し上げます。

 

「某塾の先生のお話をします。S先生と呼ばせていただきます。

 

S先生は、毎朝7時に出勤してまして、子供たちが勉強のストレスでついつい書いてしまう机の落書きを、毎日2時間かけて消していました。

 

そのあと、机間の掃除。トイレの掃除。階段の掃除。駅までの掃除。子供達が目にする全ての道を綺麗に掃除しました。

 

12時を過ぎて昼食。教室内では匂いがこもりますので、必ず外で食べました。

 

13時から個別指導の先生方が準備をしにやって来られます。13時半には全員揃います。今までは、仲のいい先生同士がくっついて、噂話とか、恋愛話とかで盛り上がっている時間帯でしたが、そこに

 

「昼礼をやりませんか?」

 

と持ちかけます。

 

塾の代表さんは、それは面白い、となり、朝礼ならぬ昼礼が始まります。

 

お昼の挨拶から始まり、最後、よろしくお願いします!まで。

 

昼礼が終わると先生方は熱く燃え、授業中は子供達のことに完全に集中するようになりました。

 

組織が明らかに変化しました。

 

 

その秘密は、S先生の観察力でした。

 

 

昼礼のメニューはいたってシンプルです。

 

 

昼の挨拶

 

1 全員:昨日の晩御飯(最後は美味しかったです!というべし)

 

2 全員:今朝のグッドニュース(笑いを取るべし)

 

3 S先生:昨日の晩御飯・今朝のグッドニュース(いたって普通)

 

4 全員:今日の目標(S先生のエール付き)

 

5 S先生:昨日のスペシャルティーチャー!特定の先生を褒める(必ず実践した)

 

6 全員:よろしくお願いします!(大きな声で体育会系のノリ)

 

 

となります。

 

1と2が、なぜ必要なのか。

 

これで大体、先生方の健康状態と、精神状態を理解することができました。

悩みのある人は、声にもハリがなくなるし、食事も喉に通らないし、バランスの悪い食事をしている場合、それを正すこともでき、悪いニュースであっても、良いニュースに変えることができるくらい気持ちが乗っていれば、仕事もうまくできる。そう思って取り入れたそうです。

 

4の、今日の目標も、昨日の反省を活かして、今日の子供達の「わからない」をわかるようにするための工夫をここで言わせてました。

同じ失敗を繰り返さないようにするための宣言の場でした。それに対して、S先生は、必ず、

 

先生ならできる。大丈夫。

そのためにチェックシート作ってたの知ってますよ。

あの本は今日のために読んでたんでしょ?

生徒さんへの言葉遣いも最近変わってきてますよ。

素晴らしいです。

 

とか、必ず先生に対しての応援をしました。ここで、先生方の表情はどんどん変化していきます。それはそうです。自分を見ていてくれて、成長した姿を褒めてくれる人が目の前にいるんですからね。それは燃えます。

 

そしてきわめつけは、5です。

 

昨日の、一人の先生のいいところを、毎回必ず言いました。そして、言ったことは紙に書いて、本人に渡しました。さらに、生徒の前で、実は〇〇先生凄いねんで!みんなの成績あげるためのドリルを徹夜して作ってくれたんやで!と紹介までしました。

 

先生としては恥ずかしかったと思いますが、嬉しかったみたいで、代表面談の際、それが一番ここにきて嬉しかったことです。と言わしめたほどです。

 

S先生は、それを続け、組織を強いものに変えていきました。講師陣がお互いのことを認めながら、自分のことも好きになっていき、やがて一つにまとまったのです。

 

代表さんは、S先生のことをこう評していました。

 

「あの人は、普通の人。いや、普通より下かもしれんな。だからわかるねんな。周りの人の素晴らしいところが。よく見える。それを黙っておくことがあかんことやと思ってるんやな。でもな、反対に、悪いところもよう見えてんねん。自分もそういうところを持ってるんやな。だからそれが損やっちゅうことがようわかる。だからそれは誰もおれへんところでこっそり、一対一でいうてるんやわ。泣きながら。二人ともやで。言われる方の心の傷を思いやりながら言うて、自分も傷ついてるんやな。アホやろ。誰に教えられたんかは知らんけど、それがあの人の生き方なんや。おもろいんや。あの人を採用したわしを褒めてくれ。人形劇しかできん男を入れたわしを」

 

 

褒める時は、全員の前で。叱る時は、一対一で。

 

今でこそ物の本に書いてありますよ。リーダーの取るべき行動学みたいなもの。S先生は、それをすでにやっていたのです。

 

 

昼礼によって先生方の意識が一変しました。S先生の観察眼は、人への愛情です。つまり、その先生方に教えられる子供達への愛情です。」

 

 

 

このくらいにしておきましょう。講師の先生は、S先生の話になると必ず熱くなりました。このお話でおそらく、参加された先生方は実践したはずです。全国的に昼礼が広がっていくきっかけになったのではないでしょうか。

 

ぜひ、あなた様の場合に置き換えて考えてみてくださいませ。

 

朝礼を変えるだけで、売り上げも伸びますよ。

 

組織を変える方法はいくらでもありますが、まずは一つずつです。

 

 


ただ単純に、朝礼昼礼するといいよ、ということではなくて、大事なのことはどこにあるのか。


3年前にこのメールをもらった時から、私はどれだけのことをやってこれただろうか。


会社の組織は少しは盤石に成長できているだろうか。


新年のこのタイミングで、またこのアドバイスを改めて読み返し、深く考えさせられています。

そして、

勘のいい皆様ならもうお気づきかと思いますが、このお話に出てくるS先生は、もちろん若かりし日のくまさんに他なりません。
 
 
のぶさん、あのときも今も、変わらぬ力を与えてくださって、ありがとうございます。
そしてこれからも、まだまだのぶさんからのメールに助けられることでしょう。

いただいたメールは全て私の宝物です。
さっちゃんと一緒に、これからものぶさんが残してくださったものを、存分に楽しませてくださいね。

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