ゾンビさっちゃんのラブ全開!

もうすぐ70歳になる余命宣告を受けたがんサバイバー。 病室でブログを開設!

【表紙を作る】ブログ記事を電子書籍にする方法 その9

​​こんにちは!いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。さっちゃん応援団、デザイン担当のIYORIです。

以前、さっちゃんの姪っ子ハルさんが、このブログで「ブログを電子書籍化する方法」を、連載でお伝えされていました。

ワードを使って、本文を書籍データ化する方法を、とても丁寧にわかりやすく、レクチャーしてくださっていました^^

電子書籍という一見してハードルが高いように思えることを、

「実は誰でも作れるんです!」

と、証明してくれています。


連載8までで、本文のデータ制作までは出来上がったものの、最終的な完成にまでまだ少し作業があるので、ここで私が引き継いでお伝えしていきたいと思います。

 

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そこで今回は「電子書籍の表紙の作り方」についてお伝えしてまいります。

 

実は表紙は、サイズさえ守れば誰でも作れます。

電子書籍の表紙を作る上で「Amazon」が推奨しているサイズは、

 

ファイル形式:JPEGかTIFF

推奨サイズ:2,560px × 1,600px

最低サイズ:1,000px × 625px

最高ファイルサイズ:50MB未満

 

となっていますので、こちらを守れば作ることができます。

 

ただ、サイズさえ守れば誰でも作れますとお伝えしましたが、魅力的なものを作ろうと思うと、やはり知識のあるプロに頼んだ方が間違いがないですね。

 

さっちゃん、ハルさんも「この部分は自分でやるよりプロにお任せした方が良い」と判断され、今回は福井のみぃちゃんの会社のデザイナーである私にご依頼いただいたわけです。

 

表紙には、

 

・タイトル

・著者名

・イメージ

 

を入れる必要があります。

逆に言えば、この3点さえあれば本の表紙は成り立ちます!

 

ただ、これらをただ適当に並べるだけでは良い表紙にはなりません。

 

・中身を読む前から内容がイメージ出来るようにする

・タイトルは文字の中で一番目立つようにし、それがタイトルだと分かるようにする

・タイトルやイラスト、テキストのレイアウトを決めてから作り始める

・サブタイトルやテキストで詳細がわかるよう魅力を詰め込む

 

などなど、

表紙を作る際に意識することはたくさんございます。

あまり凝らない表紙にしてしまうと訴求力が減って、初めて表紙を見た方が

「ああ、読みたい!」と思えない可能性も。。。そうなれば、頑張って書籍を作ってきた苦労が水の泡になってしまいますよね。

 

動画のサムネイルや、商品パッケージが大事なのも同じ理由なのですが、一番最初に目に入るもので中身を見るかどうかを人は決めます。

 

いくら中身に自信があっても、見てもらえなければ意味がありません。

一番最初に見てもらえるもので、「ああ、読みたい!」を作れるかどうかが大切なんです。

 

以上を前提に、

まずはタイトルロゴからの制作を行いました。

 

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タイトルは「ゾンビさっちゃんのLOVE全開!」。

ブログの内容がロゴからも伝わるよう、POPで楽しい、それでいて可愛らしさもあるフォントをチョイスしました。

 

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ただこちらのフォント、英語と漢字に対応していなかったので、「LOVE全開!」の部分は別フォントで代用しています。

 

少し話が逸れるのですが、フォントによっては、「漢字や英語に対応していない」なんてことはよくあります。それは何故かと言うと、「日本語は英語に比べ、文字の種類が多いから」なんですね。

 

海外のフォントは英数字+記号でよいので、数十個のフォントで全てが揃うのですが、日本語は、ひらがな、カタカナ、漢字のフォントが必要なので、何千というフォントが必要になります。

 

制作側もそれだけ労力が必要になりますので、主にフリーで提供してくださっているフォントなどは、ひらがな・カタカナ・数字に加え基本的な漢字のみ、ということもあります。(無料で使わせていただいているだけで感謝なのですが💦)

 

価格に関して言えば、海外のフォントは1書体2000〜3000円のものが多くありますが、日本語フォントは制作が大変なので、1書体5000〜25000円くらいが相場となっています。

 

フォントってそんなに高いの!?と思われる方も少なくないと思うのですが、制作する際の労力を知ると、決して高くないと思えますよね。

 

 

話を戻しまして、タイトルロゴのフォントが決まれば、アウトライン化(文字を点と線で構成された平面図形に変換すること)を行い、文字の形を変形させます。

 

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文字間隔や上下の配置にも気を使いながら、一文字一文字丁寧に調整して、、、

 

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こんな感じにロゴが出来ました!

ついでにざっくりと色も入れて、ゾンビの「ビ」を目のイラストに変更しています。ここからはさっちゃんや、みぃちゃん社長に確認してもらいながら、完成に近づけていって、、、

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タイトルロゴが完成!!

ハーフトーンやグラデーションも追加して、豪華な仕上がりになりました!

 

 

次に表紙のレイアウトを決めていきます。

各項目を簡単に割り当てたワイヤーフレームを作り、ざっくりとしたイメージを作ります。

 

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それを元に、作成したタイトルロゴ、イラストなどを当てはめていきます。

 

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こんな感じで仕上がりました。

夜空を背景にして、お月様の上からのぶさんと娘のみぃちゃんが見守ってくれているデザインになっています。

 

さっちゃんがみんなと手をつなぎ輪を描いています。支えてくれているたくさんの人たちのおかげで、生きていけるのだというメッセージを込めました。

 

ここからは「確認」→「修正」を繰り返して、完成形に近づけていきます。

 

その工程で「背景に書籍内の名言が入っていると良いのでは」という意見が。ブログを読み返し、いくつか選定することになりました。

 

この名言を選定するにあたり、

・福井のみぃちゃん社長

・書籍の章立てを担当した夏世さん

・私

の三人で何度も何度も案を出し合って決めていきました。

 

みんなで頭を悩ませ、色々な人の意見も取り入れ、「確認」→「修正」を繰り返して、、、

 

そしてついに、表紙のデザインが完成しました!

 

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さっちゃんやハルさんはもちろん、色々な方々の想いが詰まった表紙。制作過程を知ると、表紙を見るだけでも楽しんでいただけるのではないかなと思います。

 

ハルさんからは、

 

「この温もり感。ブログに登場するゾンビさっちゃんオールスターズが手を繋いで輪になってます。月に座っているのはのぶさんとみぃちゃん。涙が出ます。この表紙を見て「あ、読んでみたい」と思える箇所がいっぱい!」

 

と嬉しいお言葉もいただけました。

 

以上、電子書籍の表紙の作り方でした。

 

次回は、タイトルや著者などの書誌データの重要な部分を記す「表題紙」。

そして、巻末に設けられる書誌に関する事項の「奥付」。

こちらの2点の作り方をお伝えしてまいりますので、ぜひまたご覧ください!

 

ご清覧、ありがとうございました^^

福井のみぃちゃん 会社スタッフIYORI

 


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